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オフラインや音楽を活用したインフルエンサーマーケティング?最新の手法をご紹介
INDEX
SNSが一般に普及し、インフルエンサーマーケティングやSNSマーケティングに取り組む企業は増加傾向です。
サイバー・バズによる調査では、インフルエンサーマーケティングを含む、SNSマーケティングの市場規模は2029年には2兆円を超えるのではないかと言われています。
インフルエンサーマーケティングのみで市場規模を見ても、2024年に860億円、前年比116%と引き続き成長が見込まれ、2029年には2024年対比で約1.9倍の1,645億円に達すると予測されています。
SNSマーケティングに取り組む企業にとって、インフルエンサーマーケティングを検討する機会が増えているのではないでしょうか。インフルエンサーマーケティング自体も進化しており、マーケティング手法の幅も広がっています。
この記事では、通常のインフルエンサーマーケティングとは異なる、新たな手法についてご紹介します。
インフルエンサーマーケティングの手法とは
まず、インフルエンサーマーケティングの代表的な施策をご紹介します。
代表的な手法
1. 動画・写真のPR投稿
インフルエンサーのSNSチャネルで商品紹介やレビューなどを行ってもらうケースです。さまざまなSNSで「#PR」や「提供」などが含まれる投稿を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
基本的にコンテンツとしてSNS上に残ることもあり、もっとも一般的な手法といえます。
2. ライブ配信
内容としてはPR投稿と近いものですが、ライブ配信の中でPRをしてもらいます。リアルタイムの熱狂によって効果が生まれることが特徴です。
アーカイブが残ることも多いですが、基本的にライブ配信は長時間にわたって行われるため、あとからの再生数の伸びはインフルエンサーによって差があります。
3. イベント会場や施設への訪問
インフルエンサー本人に、実際にイベント会場へ足を運んでもらったり、現地へ訪問してもらったうえで投稿や配信を行ってもらうケースです。
新作発表会や、旅行などのオフラインサービス系でよく見られます。
4. ギフティング
商品を複数のインフルエンサーにプレゼント(ギフト)をし、気に入ってもらった場合は投稿してもらえる手法です。
PR投稿との明確な違いは、「実物商品のみ」「投稿保証はされない」ことです。美容商品や日用品、飲食品によく見られます。
上記4点が、インフルエンサーマーケティングの中で目にすることが多い代表的な手法となります。それでは、他の手法や最新手法はどのようなものがあるのでしょうか
SNSを超えた新たな手法
先ほどご紹介した手法は、商品認知や購買意欲の促進、またUGCを増やしたりといったSNS上で目的を達成するための施策が中心です。
しかしながら、当たり前ではありますがマーケティングはSNSだけで完結するものではありません。
市場成長に伴いインフルエンサーの影響力も非常に大きくなってきていることから、SNSを超えてさまざまなマーケティング施策を行う事例も増えています。
1. OOH広告やTVCMでの起用
芸能人などと同様に、OOH広告やTVCMにインフルエンサーを起用する事例も登場しています。
2023年にGoogle Pixelは、にじさんじの叶・葛葉の人気ユニット「ChroNoiR」を起用し、YouTube動画だけではなく、TVCMやクロス新宿ビジョンで3D広告を放映するなど大きなプロモーションを行いました。
2. インフルエンサーとコラボ
オリジナル商品コラボ、ゲーム内コラボ、楽曲制作プロジェクトへの参加など、さまざまな形でインフルエンサーと企業のコラボが行われています。
開発や制作など時間は必要ですが、それだけ影響力が高いことが伺えます。
- リアルカジノスロットゲーム「ゴールデンホイヤー」のゲーム内キャラクターとして登場
- にじさんじ所属ユニット「エデン組」とコスメコラボ
- 「エクセル」が初のクリエイターコラボ ギュテ監修のアイライナー限定色を発売
3. 活動支援やeスポーツ事業への投資
インフルエンサーの活動を企業として支援するケースや、eスポーツチームへ参画する企業も増えています。
活動支援を行う代わりに、動画や配信の中でスポンサーロゴを表示してもらいます。
他にも海外では、PodcastなどSNS以外の場所で活躍するインフルエンサーと協業することもあります。
音楽プレイリストを活用したインフルエンサーマーケティング
ここで弊社とGMA社が協業リリースをした、Spotifyのプレイリストを活用したインフルエンサーマーケティングをご紹介します。
Spotifyとは定額制の音楽ストリーミングサービスで、1億曲以上の楽曲や500万以上のポッドキャストを無料で聴くことができるサービスです。
基本的には他の音楽ストリーミングサービスと同様、検索をして聞きたい曲をさがしたり、マイライブラリに登録しておくことですぐに好きな曲を聴くことができます。またプレイリスト(再生リスト。曲を集めた独自のリストのこと)を作成することができ、このプレイリストは他の人にも共有することが可能です。
この「プレイリスト」機能を使って、インフルエンサーマーケティングを行うことができます。
影響力の高いインフルエンサーがブランドをイメージした楽曲を選び、Spotifyのプレイリストとして作成、公開をします。
身近で五感に訴えることのできる音楽を掛け合わせることで中長期的なブランドへの共感力を高めたり、またインフルエンサーとのコラボをフックにしたキャンペーンなどの参加インセンティブにすることで、デジタル販促物としても活用することが可能です。
インフルエンサーマーケティングの熱量を継続化する
音楽プレイリストとかけ合わせることでどのような効果が生まれるのでしょうか。
インフルエンサーマーケティングはインフルエンサーの影響力を活用するのが最大のメリットですが、その効果は瞬間的なことが多いです。
インフルエンサーも普段の活動があるので、案件投稿を行った翌日には普段の投稿を行います。大きな反響を得たあと、どのように消費者と接点を持ち続けるかは考慮しておくべき必要があります。
そしてSpotifyのプレイリストは誰でも作ることができますが、消費者に見つけてもらったり視聴してもらうのは容易ではありません。
そのため、インフルエンサーが起こす熱量と音楽という身近なものをかけ合わせることで、ファンの熱量を継続させることができます。
活用事例
ケース1. ブランド想起やブランドファン化としての活用
音楽でブランド想起やブランドのファン化を狙う仕掛けです。
例えば、プロテインメーカーのブランドがインフルエンサーを起用、商品レビューをしてもらったとします。
紹介の中で「○○(インフルエンサー)が選んだ ”トレーニングでテンションを上げたいときに聞きたい曲リスト” 」といった、トレーニングをテーマにしたプレイリストを公開・共有することで、ファンはそのプレイリストを聴く際にブランド想起をしたり、また商品を購入したファンにはブランドのファン化を促すことができます。
音楽を聴くタイミングは非常に多く、通勤通学、勉強や仕事中、トレーニング中、バスタイムや就寝などリラックスしたいとき、他にも多くのタイミングがあります。
もちろん人によって違いはありますが、商品コンセプトやどのようなタイミングで使ってほしいものか、消費者へのベネフィットを考えるとイメージがしやすいかもしれません。
ケース2. 来場きっかけやキャンペーンインセンティブとしての活用
他にも活用する方法はあります。
例えば、イベント会場への誘致としてインフルエンサーの起用をした際、ブランドイメージプレイリストを会場BGMとして活用したり、さらにアンケートやダウンロードなどの行動報酬としてプレイリストをプレゼントしたり、等です。
注意点として、ファンに「インフルエンサーが選んだ曲を聞きたい」と思ってもらうことが前提です。そのためには、インフルエンサーを選定する際に「ファンがどこに熱狂しているのか」を理解しておくことが非常に重要となります。
インフルエンサーが発信する情報やノウハウに価値があるのか、それとも本人の人柄や行動によって共感を揺さぶられているのか、等です。
定性的な側面が強く、SNSをみて判断するのは骨の折れる作業ですので、代理店に協力を仰いだり、データツールなどを取り入れることをおすすめします。
まとめ
本記事では、インフルエンサーマーケティング手法の紹介や音楽プレイリストを使った手法をご紹介しました。インフルエンサーマーケティングが登場して約10年、まだまだ新たなマーケティング手法が試されている最中です。
THECOOでは、インフルエンサーマーケティングの代理店として、様々な業界企業様の支援を行っています。
ご相談のみでも可能ですので、お気軽にご連絡ください。
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THECOOは「デジタル×コンテンツの力でブランドの価値を届ける」ことに重きを置いたデジタルマーケティング代理店で、SNSの消費者行動を中心にしたプロモーション施策の立案から実行までご支援します。インフルエンサーマーケティングやSNSマーケティング、広告運用を通じた集客、顧客獲得にお悩みの方はぜひお気軽にお問い合わせください。
経験豊富な担当者が提案段階から納品、投稿までサポートしますので、長期にわたるキャンペーンやプロジェクトの場合でもご支援が可能です。また、プランニングや効果測定には独自開発のツールを活用し、データのご共有にも対応し、定性、定量の両面からブランドプロモーションの成功をサポートします。
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