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SNSが普及したいま、動画プラットフォームの登場や広告配信機能の進化によって簡単に動画広告を配信できる時代となりました。動画によって伝えられるメッセージ量や幅も広がり、今後ますます市場規模は拡大すると予想されています。
この記事では、SNSで動画を活用する場合のメリットや特徴をお伝えします。

2023年の年代別SNS利用率

以下のデータは令和5年(2023年)の主なSNS利用率となります。
YouTubeの利用率は10代〜40代は90%以上、50代は85%、60代においても66%と、単にエンタメとしての利用を超えて動画を視聴するという行動が根付いていることが伺えます。
また若年層のイメージが強いXやInstagramにおいても40代、50代の利用者が増えていることがわかります。この流れは今後も続いていき、SNS利用率はさらに上昇すると予想されます。

YouTube X Instagram TikTok Facebook
10代 94.3% 65.7% 72.9% 70.0% 10.0%
20代 97.2% 81.6% 78.8% 52.1% 28.1%
30代 97.1% 61.0% 68.0% 32.0% 44.4%
40代 92.0% 47.3% 57.2% 26.8% 39.3%
50代 85.6% 37.0% 51.7% 25.4% 32.6%
60代 66.3% 19.6% 22.6% 13.0% 18.9%

拡大を続けるSNSマーケティング市場


SNSの利用率からもわかるように、個人や企業が自由に情報を発信するだけでなく、日常生活と密接につながった生活インフラとしての役割も担うSNS。

SNSマーケティングはデジタルマーケティングを行う企業にとって必要不可欠なものとなっています。サイバー・バズ/デジタルインファクト調べによると、2024年の国内SNSマーケティングの市場規模は1兆2,038億円となり、2029年には約1.8倍の2兆1,313億円といった予測もされています。

2024年時点のカテゴリ別内訳は、「SNS広告」が全体の89.1.%、次いで「インフルエンサーマーケティング」が7.1%。その他、「SNSアカウント運用支援」2.4%、「分析ツール」0.5%、「キャンペーンプランニング・コンサルティング」が0.8%と推測されます。

この内訳を見ただけでも、多くの企業がSNS広告に投資していることがわかります。
さらに以下は動画広告の市場規模です。すべてがSNS広告というわけではありませんが、内訳の大部分を占めるインストリーム・インフィード広告はおおよそSNSの広告メニューとなっています。

ここまでのデータを見ると、以下のような特徴があることがわかります。

・SNSの利用率が今後も上昇し、SNSごとの平均年齢層も上昇することが予想される。
・SNSマーケティングの主軸はSNS広告、さらに動画フォーマットでの広告が中心である。


SNS広告・動画広告の特徴

ここでは「動画」を中心としたSNS広告の特徴や種類をご紹介します。

YouTube

日本最大の動画プラットフォームであり、利用者も老若男女幅広いことが特徴です。
動画以外にもライブ配信も活発なSNSです。利用者数の多さや幅広い年代にリーチが可能なメディアであることから、動画広告の代表的なSNSです。最近ではTVCMと併用してYouTube広告を配信するケースも増えています。

想定リーチ

MAU*数:7,120万人〜(2023年5月時点) ※日本国内月間アクティブユーザー数

想定リーチ単価:約0.4〜0.6円

視聴単価:約5〜10円

YouTube広告の種類と選び方

認知拡大・ブランディングを目的とする場合

スキップ不可のインストリーム広告 : スキップができない15秒以内の広告:です。視聴者に動画を最後まで表示してメッセージを伝えることができます。TVCM素材をそのまま流用するケースも多くみられます。

バンパー広告 : 6秒以内のスキップ不可な広告です。短時間でブランド名やキャッチコピーを印象付けます。キャンペーンや認知向上のサポート的に活用されることが多いです。

マストヘッド広告 : YouTubeのトップページに掲載できる予約型の純広告です。表示回数保証と時間単位での購入方法が用意されています。TVCM同等の効果も見込めるため同時に出稿されることも多いです。出稿するには代理店を通じて依頼する必要があります。

YouTubeショート動画 : YouTubeショートのオーガニック投稿の合間にランダムで表示される広告です。他のYouTubeとは異なり、縦型動画を用意する必要があります。ユーザーは上または下にスワイプして広告をすぐにスキップできるため、視聴したいと思ってもらえる動画構成にする必要があります。

比較検討層へのリーチやコンバージョンを目的とする場合

スキップ可能なインストリーム広告 : 視聴者が広告を5秒後にスキップできる形式です。ブランドメッセージや商品の特徴を伝えたい場合に適しています。

インフィード動画広告 : YouTube検索結果画面や関連動画の横、モバイルのトップページなどに表示されます。視聴者が興味を持ってクリックした際、または自動再生で 10 秒以上視聴した際に課金されます。

X

Xは10代〜30代の若年層ユーザーが多いテキストコミュニケーションを中心とするSNSです。若年層向けとは記載しましたが、40代・50は40%以上、60代でも30%の利用率となっており、ジャンルによってはミドル層シニア層へのアプローチも可能です。
拡散力とリアルタイム性が特徴で、バズが生まれるとより多くのユーザーに届けることができます。

想定リーチ

MAU数:6,700万人〜(2024年11月時点)

想定リーチ単価:約0.4〜0.6円

視聴単価:約5〜20円

X広告の種類と選び方

認知拡大・ブランディングを目的とする場合

タイムラインテイクオーバー : タイムラインの上部に表示させることができます。Xを開いて最初に目にする箇所となるため、多くのリーチが可能で短期間で注目を集めたいブランドや製品発表に効果的です。

トレンドテイクオーバー/トレンドテイクオーバープラス : トレンドタブに表示させ、ハッシュタグを使って会話ポストを促すことも可能です。トレンドテイクオーバープラスでは、さらにトレンド上部に画像や動画を掲載し視覚的な効果を得ることもできます。

Amplify スポンサーシップ : Xとパートナー契約している企業によってクリエイティブを制作、そのクリエイティブでX広告が可能なパッケージです。制作費用は広告費の中に含まれており、お得に広告配信が可能となっています。
弊社であれば、インフルエンサーが制作したクリエイティブを使ったX広告配信が可能で、本来必要なキャスティング費用をX広告として利用することができます。

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X広告媒体費の半額相当のインフルエンサーをタイアップ起用できます。

Amplify Sponsorships サービス資料

比較検討層へのリーチやコンバージョンを目的とする場合

プロモ広告/プロモーションビデオ広告 : タイムラインに表示される広告で、広告用のポストを作成し配信できます。テキストのみや、画像・動画付きなど、さまざまな形式の広告ポストを作成できます。

Instagram

Instagramは若年層や女性ユーザーの利用率が高く、コスメ・ファッションなど女性向けの商品やマーケティングに適しています。若年層といっても幅は広く、Z世代からミレニアル世代へのリーチを得意としています。画像を活用し、静止画動画を使った広告も多く見られます。
YouTubeやXのような純広告の枠はありませんが、Meta社のデータ(Facebookデータ)を活用しての配信となるためターゲティング精度が高く、短期的な施策や比較検討層へのリーチを目的とする場合に適しています。

想定リーチ

MAU数:6,600万人〜(2023年11月時点)

想定リーチ単価:約0.5〜1円

視聴単価:--

Instagram広告の種類と選び方

フィード広告 : Instagramアプリを開いたときに表示されるフィード(タイムライン)内に掲載される広告です。フィードには自分がフォローをしているアカウントの投稿情報が表示されています。
画像や動画はアスペクト比 1:1 または 4:5 とオリジナルのサイズが必要です。
※規定外の画像や動画をアップロードした場合、自動リサイズが適用されます。トリミングすることも可能です。

ストーリーズ広告 : 縦型のフルスクリーン広告で、投稿から24時間で消えるストーリーズの合間に表示されます。画像形式での静止画動画としての広告も可能ですし、長さが35秒未満の動画広告であれば動画全編が再生されます。

リール広告 : 縦型のフルスクリーン広告で、最大90秒の動画を投稿できるショート動画広告になります。画像形式での静止画動画としての広告配信も可能です。
広告はリール投稿の間に表示されます。YouTubeショートなどと同様に、ユーザーがスワイプすることが可能なため、視聴したいと思ってもらえる広告にする必要があります。

TikTok

TikTokは10代20代のZ世代を中心に利用されている、縦型フルスクリーンのショート動画共有プラットフォームです。Z世代中心ではありますが、30代以降も含めて全体的に利用者が増加傾向にあり、現在の利用者平均年齢は36歳となっています。
フォロワー数に関係なく拡散力があることが特徴です。TikTokのレコメンドで使われるAIアルゴリズムは、非常に精度の高い関連動画をユーザーごとに表示しています。その精度は、ユーザー自身も気づいていない無意識に近い潜在的な興味関心を解析できるレベルとも言われています。そのため、ユーザーからすると直感的に興味がひかれるコンテンツが表示され、楽しみながら新しい情報に出会うことで、没入して楽しめる場となっています。

想定リーチ

MAU数:3,300万人〜(2024年11月時点)

想定リーチ単価:約0.1〜0.6円

視聴単価:約5円〜60円

TikTok広告の種類と選び方

認知拡大・ブランディングを目的とする場合

TopView : アプリ起動時に表示される音声付きのフルスクリーン動画の純広告です。1日2社限定の予約型となっており最もリーチができる広告メニューです。掲載から3秒後からは通常のフィードと同様の形式となり、ユーザーはいいねやコメントをすることが可能になります。最低出稿金額は500万円〜です。

Reach & Frequency : こちらも予約型の広告ですが、表示回数、リーチ回数、フリークエンシー回数(1ユーザーに広告を表示させる回数)を買い付けて配信することができます。掲載場所はアプリ起動時のトップフィードか、おすすめフィード内でのランダム表示になります。時間による予約も可能です。費用相場は約50万円〜と予約型の広告メニューの中ではリーズナブルです。

Brand Mission : TikTokユーザーを巻き込むエンタメ型の広告です。ブランドミッションと呼ばれる条件を設定し、それにTikTokクリエイターが参加、広告主が選ぶ優良クリエイターにインセンティブを付与するというものです。ユーザーを巻き込むためブランド信頼度やイメージ向上、クリエイターとのコミュニケーション醸成に向いています。最低出稿金額は903万円〜です。

比較検討層へのリーチやコンバージョンを目的とする場合

インフィード広告 : おすすめのフィード内に掲載される広告で、リーチからコンバージョンまで目的が用意されており、細かなターゲティングも可能です。フォロー単価、クリック単価、表示単価があります。広告の配信アルゴリズム精度も高いため、設定した目的に応じて自動調整をしてくれます。

SparkAds : クリエイターの投稿を広告配信でも利用するメニューです。TikTokは広告に限らず、視聴されるクリエイティブであることが求められます。TikTokで活躍するクリエイター、インフルエンサーに動画を作成してもらうことで、TikTokユーザーに見てもらいやすいクリエイティブで広告配信をすることが可能です。

動画の広告メッセージの多様化

ここまで動画を中心としたSNS広告の特徴についてご紹介しましたが、現在の広告は動画構成も非常に重要な要素となっています。

その背景として、SNSに限らず企業からの一方的なメッセージは、消費者へ届きづらい状態となっています。これは、企業発信の情報よりもSNSの情報の方が信頼できるためです。消費者は自分と同じ立場、同じ目線で評価してくれる「消費者情報」が何よりの判断材料になっています。

TikTokやYouTubeショート、Instagramリールといったショート動画の登場もあり、いまや企業と消費者のコミュニケーションは送り手よりも受け手の方が主導権を握っている状態です。

広告の動画内容をみても、多様化していることがわかります。

従来どおりメリットを強調したメッセージもあれば、バリュープロポジションや消費者ベネフィットを起点としたメッセージ、ショート動画に見られるドラマ形式など、さまざまなメッセージ構成で発信されています。

企業は、広告配信先と形式によってさまざまなフォーマットの広告動画を用意しなければならない状況となっています。

▼同一企業によるメッセージの違い

インフルエンサーを活用するという選択

格安で動画制作が可能な企業やサービスも登場する一方、やはり各SNS広告メニューにあわせた動画制作予算を確保するのは難しく、手元にあるクリエイティブ起点で出稿先を選んでいる広告主も少なくないのではないでしょうか。

そこでYouTuberやInstagrammerといった、インフルエンサーを広告クリエイティブ制作者として起用する、というのも方法のひとつです。

フォロワー数や影響力によって起用単価は様々ですが、インフルエンサーが制作したクリエイティブは基本的にそのSNSと相性が良いフォーマットでユーザーに受け入れられやすい構成動画になります。インフルエンサーに制作してもらった動画を二次利用することで、広告クリエイティブの幅を増やすことも可能です。

まとめ

SNSの利用率、ショート動画の登場によって動画広告は変化し続けています。

最後にご紹介したSNS広告の特徴を一覧にまとめましたので、参考にしていただければ幸いです。

MAU リーチ単価 視聴単価 特徴
YouTube 7,120万人〜 約0.4〜0.6円 約5〜10円 ・年代問わずリーチが可能
・動画を基準とした広告メニューが多彩
X 6,700万人〜 約0.4〜0.6円 約5〜20円 ・10代〜40代を中心にリーチが可能
・テキスト、動画、画像と広告フォーマットが多彩
Instagram 6,600万人〜 約0.5〜1円 -- ・10代〜50代までの女性中心にリーチ可能
・動画、画像での広告が可能
TikTok 3,300万人〜 約0.1〜0.6円 約5〜60円 ・Z世代を中心にリーチが可能
・ショート動画に特化しておりクリエイティブの工夫は必要

※リーチ単価や視聴単価は想定平均です。クリエイティブやターゲティングによって大きく変動する場合もございます。

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7,000万人以上にリーチ可能!認知獲得にSNS動画広告を活用するには
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7,000万人以上にリーチ可能!認知獲得にSNS動画広告を活用するには

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INDEX

SNSが普及したいま、動画プラットフォームの登場や広告配信機能の進化によって簡単に動画広告を配信できる時代となりました。動画によって伝えられるメッセージ量や幅も広がり、今後ますます市場規模は拡大すると予想されています。
この記事では、SNSで動画を活用する場合のメリットや特徴をお伝えします。

2023年の年代別SNS利用率

以下のデータは令和5年(2023年)の主なSNS利用率となります。
YouTubeの利用率は10代〜40代は90%以上、50代は85%、60代においても66%と、単にエンタメとしての利用を超えて動画を視聴するという行動が根付いていることが伺えます。
また若年層のイメージが強いXやInstagramにおいても40代、50代の利用者が増えていることがわかります。この流れは今後も続いていき、SNS利用率はさらに上昇すると予想されます。

YouTube X Instagram TikTok Facebook
10代 94.3% 65.7% 72.9% 70.0% 10.0%
20代 97.2% 81.6% 78.8% 52.1% 28.1%
30代 97.1% 61.0% 68.0% 32.0% 44.4%
40代 92.0% 47.3% 57.2% 26.8% 39.3%
50代 85.6% 37.0% 51.7% 25.4% 32.6%
60代 66.3% 19.6% 22.6% 13.0% 18.9%

拡大を続けるSNSマーケティング市場


SNSの利用率からもわかるように、個人や企業が自由に情報を発信するだけでなく、日常生活と密接につながった生活インフラとしての役割も担うSNS。

SNSマーケティングはデジタルマーケティングを行う企業にとって必要不可欠なものとなっています。サイバー・バズ/デジタルインファクト調べによると、2024年の国内SNSマーケティングの市場規模は1兆2,038億円となり、2029年には約1.8倍の2兆1,313億円といった予測もされています。

2024年時点のカテゴリ別内訳は、「SNS広告」が全体の89.1.%、次いで「インフルエンサーマーケティング」が7.1%。その他、「SNSアカウント運用支援」2.4%、「分析ツール」0.5%、「キャンペーンプランニング・コンサルティング」が0.8%と推測されます。

この内訳を見ただけでも、多くの企業がSNS広告に投資していることがわかります。
さらに以下は動画広告の市場規模です。すべてがSNS広告というわけではありませんが、内訳の大部分を占めるインストリーム・インフィード広告はおおよそSNSの広告メニューとなっています。

ここまでのデータを見ると、以下のような特徴があることがわかります。

・SNSの利用率が今後も上昇し、SNSごとの平均年齢層も上昇することが予想される。
・SNSマーケティングの主軸はSNS広告、さらに動画フォーマットでの広告が中心である。


SNS広告・動画広告の特徴

ここでは「動画」を中心としたSNS広告の特徴や種類をご紹介します。

YouTube

日本最大の動画プラットフォームであり、利用者も老若男女幅広いことが特徴です。
動画以外にもライブ配信も活発なSNSです。利用者数の多さや幅広い年代にリーチが可能なメディアであることから、動画広告の代表的なSNSです。最近ではTVCMと併用してYouTube広告を配信するケースも増えています。

想定リーチ

MAU*数:7,120万人〜(2023年5月時点) ※日本国内月間アクティブユーザー数

想定リーチ単価:約0.4〜0.6円

視聴単価:約5〜10円

YouTube広告の種類と選び方

認知拡大・ブランディングを目的とする場合

スキップ不可のインストリーム広告 : スキップができない15秒以内の広告:です。視聴者に動画を最後まで表示してメッセージを伝えることができます。TVCM素材をそのまま流用するケースも多くみられます。

バンパー広告 : 6秒以内のスキップ不可な広告です。短時間でブランド名やキャッチコピーを印象付けます。キャンペーンや認知向上のサポート的に活用されることが多いです。

マストヘッド広告 : YouTubeのトップページに掲載できる予約型の純広告です。表示回数保証と時間単位での購入方法が用意されています。TVCM同等の効果も見込めるため同時に出稿されることも多いです。出稿するには代理店を通じて依頼する必要があります。

YouTubeショート動画 : YouTubeショートのオーガニック投稿の合間にランダムで表示される広告です。他のYouTubeとは異なり、縦型動画を用意する必要があります。ユーザーは上または下にスワイプして広告をすぐにスキップできるため、視聴したいと思ってもらえる動画構成にする必要があります。

比較検討層へのリーチやコンバージョンを目的とする場合

スキップ可能なインストリーム広告 : 視聴者が広告を5秒後にスキップできる形式です。ブランドメッセージや商品の特徴を伝えたい場合に適しています。

インフィード動画広告 : YouTube検索結果画面や関連動画の横、モバイルのトップページなどに表示されます。視聴者が興味を持ってクリックした際、または自動再生で 10 秒以上視聴した際に課金されます。

X

Xは10代〜30代の若年層ユーザーが多いテキストコミュニケーションを中心とするSNSです。若年層向けとは記載しましたが、40代・50は40%以上、60代でも30%の利用率となっており、ジャンルによってはミドル層シニア層へのアプローチも可能です。
拡散力とリアルタイム性が特徴で、バズが生まれるとより多くのユーザーに届けることができます。

想定リーチ

MAU数:6,700万人〜(2024年11月時点)

想定リーチ単価:約0.4〜0.6円

視聴単価:約5〜20円

X広告の種類と選び方

認知拡大・ブランディングを目的とする場合

タイムラインテイクオーバー : タイムラインの上部に表示させることができます。Xを開いて最初に目にする箇所となるため、多くのリーチが可能で短期間で注目を集めたいブランドや製品発表に効果的です。

トレンドテイクオーバー/トレンドテイクオーバープラス : トレンドタブに表示させ、ハッシュタグを使って会話ポストを促すことも可能です。トレンドテイクオーバープラスでは、さらにトレンド上部に画像や動画を掲載し視覚的な効果を得ることもできます。

Amplify スポンサーシップ : Xとパートナー契約している企業によってクリエイティブを制作、そのクリエイティブでX広告が可能なパッケージです。制作費用は広告費の中に含まれており、お得に広告配信が可能となっています。
弊社であれば、インフルエンサーが制作したクリエイティブを使ったX広告配信が可能で、本来必要なキャスティング費用をX広告として利用することができます。

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比較検討層へのリーチやコンバージョンを目的とする場合

プロモ広告/プロモーションビデオ広告 : タイムラインに表示される広告で、広告用のポストを作成し配信できます。テキストのみや、画像・動画付きなど、さまざまな形式の広告ポストを作成できます。

Instagram

Instagramは若年層や女性ユーザーの利用率が高く、コスメ・ファッションなど女性向けの商品やマーケティングに適しています。若年層といっても幅は広く、Z世代からミレニアル世代へのリーチを得意としています。画像を活用し、静止画動画を使った広告も多く見られます。
YouTubeやXのような純広告の枠はありませんが、Meta社のデータ(Facebookデータ)を活用しての配信となるためターゲティング精度が高く、短期的な施策や比較検討層へのリーチを目的とする場合に適しています。

想定リーチ

MAU数:6,600万人〜(2023年11月時点)

想定リーチ単価:約0.5〜1円

視聴単価:--

Instagram広告の種類と選び方

フィード広告 : Instagramアプリを開いたときに表示されるフィード(タイムライン)内に掲載される広告です。フィードには自分がフォローをしているアカウントの投稿情報が表示されています。
画像や動画はアスペクト比 1:1 または 4:5 とオリジナルのサイズが必要です。
※規定外の画像や動画をアップロードした場合、自動リサイズが適用されます。トリミングすることも可能です。

ストーリーズ広告 : 縦型のフルスクリーン広告で、投稿から24時間で消えるストーリーズの合間に表示されます。画像形式での静止画動画としての広告も可能ですし、長さが35秒未満の動画広告であれば動画全編が再生されます。

リール広告 : 縦型のフルスクリーン広告で、最大90秒の動画を投稿できるショート動画広告になります。画像形式での静止画動画としての広告配信も可能です。
広告はリール投稿の間に表示されます。YouTubeショートなどと同様に、ユーザーがスワイプすることが可能なため、視聴したいと思ってもらえる広告にする必要があります。

TikTok

TikTokは10代20代のZ世代を中心に利用されている、縦型フルスクリーンのショート動画共有プラットフォームです。Z世代中心ではありますが、30代以降も含めて全体的に利用者が増加傾向にあり、現在の利用者平均年齢は36歳となっています。
フォロワー数に関係なく拡散力があることが特徴です。TikTokのレコメンドで使われるAIアルゴリズムは、非常に精度の高い関連動画をユーザーごとに表示しています。その精度は、ユーザー自身も気づいていない無意識に近い潜在的な興味関心を解析できるレベルとも言われています。そのため、ユーザーからすると直感的に興味がひかれるコンテンツが表示され、楽しみながら新しい情報に出会うことで、没入して楽しめる場となっています。

想定リーチ

MAU数:3,300万人〜(2024年11月時点)

想定リーチ単価:約0.1〜0.6円

視聴単価:約5円〜60円

TikTok広告の種類と選び方

認知拡大・ブランディングを目的とする場合

TopView : アプリ起動時に表示される音声付きのフルスクリーン動画の純広告です。1日2社限定の予約型となっており最もリーチができる広告メニューです。掲載から3秒後からは通常のフィードと同様の形式となり、ユーザーはいいねやコメントをすることが可能になります。最低出稿金額は500万円〜です。

Reach & Frequency : こちらも予約型の広告ですが、表示回数、リーチ回数、フリークエンシー回数(1ユーザーに広告を表示させる回数)を買い付けて配信することができます。掲載場所はアプリ起動時のトップフィードか、おすすめフィード内でのランダム表示になります。時間による予約も可能です。費用相場は約50万円〜と予約型の広告メニューの中ではリーズナブルです。

Brand Mission : TikTokユーザーを巻き込むエンタメ型の広告です。ブランドミッションと呼ばれる条件を設定し、それにTikTokクリエイターが参加、広告主が選ぶ優良クリエイターにインセンティブを付与するというものです。ユーザーを巻き込むためブランド信頼度やイメージ向上、クリエイターとのコミュニケーション醸成に向いています。最低出稿金額は903万円〜です。

比較検討層へのリーチやコンバージョンを目的とする場合

インフィード広告 : おすすめのフィード内に掲載される広告で、リーチからコンバージョンまで目的が用意されており、細かなターゲティングも可能です。フォロー単価、クリック単価、表示単価があります。広告の配信アルゴリズム精度も高いため、設定した目的に応じて自動調整をしてくれます。

SparkAds : クリエイターの投稿を広告配信でも利用するメニューです。TikTokは広告に限らず、視聴されるクリエイティブであることが求められます。TikTokで活躍するクリエイター、インフルエンサーに動画を作成してもらうことで、TikTokユーザーに見てもらいやすいクリエイティブで広告配信をすることが可能です。

動画の広告メッセージの多様化

ここまで動画を中心としたSNS広告の特徴についてご紹介しましたが、現在の広告は動画構成も非常に重要な要素となっています。

その背景として、SNSに限らず企業からの一方的なメッセージは、消費者へ届きづらい状態となっています。これは、企業発信の情報よりもSNSの情報の方が信頼できるためです。消費者は自分と同じ立場、同じ目線で評価してくれる「消費者情報」が何よりの判断材料になっています。

TikTokやYouTubeショート、Instagramリールといったショート動画の登場もあり、いまや企業と消費者のコミュニケーションは送り手よりも受け手の方が主導権を握っている状態です。

広告の動画内容をみても、多様化していることがわかります。

従来どおりメリットを強調したメッセージもあれば、バリュープロポジションや消費者ベネフィットを起点としたメッセージ、ショート動画に見られるドラマ形式など、さまざまなメッセージ構成で発信されています。

企業は、広告配信先と形式によってさまざまなフォーマットの広告動画を用意しなければならない状況となっています。

▼同一企業によるメッセージの違い

インフルエンサーを活用するという選択

格安で動画制作が可能な企業やサービスも登場する一方、やはり各SNS広告メニューにあわせた動画制作予算を確保するのは難しく、手元にあるクリエイティブ起点で出稿先を選んでいる広告主も少なくないのではないでしょうか。

そこでYouTuberやInstagrammerといった、インフルエンサーを広告クリエイティブ制作者として起用する、というのも方法のひとつです。

フォロワー数や影響力によって起用単価は様々ですが、インフルエンサーが制作したクリエイティブは基本的にそのSNSと相性が良いフォーマットでユーザーに受け入れられやすい構成動画になります。インフルエンサーに制作してもらった動画を二次利用することで、広告クリエイティブの幅を増やすことも可能です。

まとめ

SNSの利用率、ショート動画の登場によって動画広告は変化し続けています。

最後にご紹介したSNS広告の特徴を一覧にまとめましたので、参考にしていただければ幸いです。

MAU リーチ単価 視聴単価 特徴
YouTube 7,120万人〜 約0.4〜0.6円 約5〜10円 ・年代問わずリーチが可能
・動画を基準とした広告メニューが多彩
X 6,700万人〜 約0.4〜0.6円 約5〜20円 ・10代〜40代を中心にリーチが可能
・テキスト、動画、画像と広告フォーマットが多彩
Instagram 6,600万人〜 約0.5〜1円 -- ・10代〜50代までの女性中心にリーチ可能
・動画、画像での広告が可能
TikTok 3,300万人〜 約0.1〜0.6円 約5〜60円 ・Z世代を中心にリーチが可能
・ショート動画に特化しておりクリエイティブの工夫は必要

※リーチ単価や視聴単価は想定平均です。クリエイティブやターゲティングによって大きく変動する場合もございます。

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