こんにちは。THECOO株式会社にてマーケティングを担当している阿部と申します。

3月といえば桜の季節ですね。東京では3月29日(金)に気象庁による桜の開花宣言が行われました。昨年よりも15日遅い観測となり、花見のタイミングを逃してしまった方も少なくないのではないでしょうか。

東京の開花日推移を見ると、今年を除き徐々に早まってきていることが分かります。桜は開花から2週間程度が見ごろとされており、トレンドラインを見ていくと2000年頃より3月20日前に開花する傾向が強まっています。

「卒業」をイメージする桜ソングもこのころから増えてきたのかもしれないですね。

※引用元:気象庁(さくらの開花日データよりグラフ作成)

さて、THECOOはSNSやインフルエンサーに関する施策事例や調査資料の公開、月に1〜2回程度のウェビナー開催や外部イベント登壇を行っており、SNS、インフルエンサーマーケティングを検討、実施する上で役立つさまざまな情報を紹介しています。

この記事では2024年3月のSNS、インフルエンサーマーケティングやSNSに関するトピック、イベントについて簡単にまとめていきたいと思います。

直近のSNS、インフルエンサーマーケティング動向に興味がある方は、本記事を施策検討のお供にしていただけると幸いです。

目次

2024年3月のSNS関連トピック

YouTube

・動画投稿時、生成AIコンテンツの開示ラベルが設定可能に
・メンバーシップ向けに限定のショート動画投稿機能が追加

3月17日、YouTube公式ブログにて、生成AIなどを利用して改変されたコンテンツに対して視聴者に開示することのできる機能をYouTube Studioに実装したと発表されました。

ブログには義務付ける。という記事がありますが、実際に動画をアップロードしたところ、「改変されたコンテンツ」に関する項目が増えていました。

引用元:YouTube Studio

改変されたコンテンツであるかどうかの判断は、下記に該当するかどうかを「はい」「いいえ」で選択するようになっています。

  • 実在の人物が実際には発言または行動していないことを発言または行動しているように見せている
  • 実際の出来事や場所の映像を改変している
  • 実際には起きていない場面が現実のように見えるコンテンツを生成している

本アップデートは投稿者自身の判断にゆだねられるところがあり、今後は顔や声など個人を特定できるものをシミュレートしたAI生成コンテンツやその他の合成・改変コンテンツの削除を要請するための、最新のプライバシー保護プロセスに向けて取り組むとのことです。

生成AIによって本人とは異なるキャラクターのフェイク動画が拡散され、本人と関係のないところで炎上、問題となるケースも少なくなく、早めの対応が求められます。

また、3月29日にはTech Crunchよりメンバーシップ向けのショート動画を投稿できる機能に関する記事が公開されました。
弊社もファンコミュニティアプリ「Fanicon」を運営していますが、有料会員のコミュニティは非常に熱量が高いです。本機能は、インフルエンサーマーケティングの観点からも、コアファンに向けたタイアップ前の事前告知や限定キャンペーンなどで活用できそうです。

X

・ChatGPTに対抗する生成AIサービス「Grok」オープンソース化
・プレミアムのフォロワーを多くもつアカウントは無料でプレミアムアカウントへ

イーロン・マスク氏は、生成AIサービスを一気に加速させたChatGPTを提供するOpenAI社の設立メンバーだったものの2018年に取締役を退任し、現在は提訴し対立しているとのことで、先見の明があると同時によくもわるくも話題に事欠きませんね。

2023年3月17日には、イーロン・マスク氏が別途設立したxAI社が開発した「Gork」のベースとなる大言語モデル「Grok-1」がオープンソース化されました。

3月28日には「Grok-1.5」の発表があり、また、開発面だけでなくツールの利用においてもXのPremium+プラン、Premiumプランユーザーのみとなるため、多くのユーザー向けとはいえませんが、ChatGPTとは異なる特性があると思われ今後が楽しみですね。

また、X自体ではイーロン・マスク氏より「2,500名以上の認証済みアカウントフォロワーをもつXアカウントは無償でPremiumプランの利用ができるようになる」というポストがありました。

現状においては該当するアカウントが非常に少ないと思われますが、今後更にPremiumユーザーが増加するかもしれません。

2024年3月に入り、ポストのリプライに表示される広告をよく見かけるようになりました。それに併行するかのようにスパムコメントが非常に増えている印象があり、新たな機能やサービス拡充だけでなく、スパムを排除できるサービスやポリシーのアップデートが待たれます。

Instagram

・DM機能が大幅アップデート
・他ユーザーが自分のリール動画を編集投稿できる「Spins」機能を開発中

Instagramは先月のマンスリーレポートでご紹介した「Flipside」機能や「Friend Map」機能のように、身近な人や大切な人とのコミュニケーションを強化する機能の実装や開発が進んでいます。

2024年3月4日、Instagram公式ブログよりDM機能に関する大幅なアップデートが発表されました。

アップデートされた点は下記となります。

  • 送信15分以内であればメッセージを編集できるように
  • チャットを受信箱上部へ3つまで固定できるように
  • DM開封証明のオンとオフを切り替えられるように
  • お気に入りのスタンプ機能と返信機能で動画やボイスメッセージが使えるように
  • チャット画面のテーマが増加

最近の若い世代では、LINEに続きInstagramでのコミュニケーションが多いと聞きますので、利用ユーザーには嬉しいアップデートとなったのではないでしょうか。

また、2024年3月10日にアプリ開発者Alessandro Paluzzi氏よりInstagramリール動画に関する新機能「Spins」機能開発に取り組んでいるというポストがありました。

Spinsは、「第三者が投稿したリール内のテキストまたはオーディオを変更して別途自分のアカウントから投稿できる」という機能であると思われます。Spins機能により編集されたリール動画を第三者が投稿すると、オリジナルの投稿者に新たな視聴者に訴求する機会が増えるとのことです。

現在、オフィシャルからの情報発信はなく実装されるかどうか不明な状況ではありますが、インフルエンサーマーケティングの観点からいきますと、TikTokやXとは異なるUGCやバズを生み出せる可能性があり、実装が期待されます。

TikTok

・TikTok禁止法案、米下院で可決
・クリエイター向けに新たな収益化プログラムを開始

現在のSNSのあり方を作ったといえるTikTokですが大きな問題に直面しています。

2024年3月13日、米下院にてTikTokの米国内での利用を事実上禁止できる法案が賛成多数で可決されました。

今後、上院でも可決されバイデン大統領が署名すれば成立します。成立した場合、TikTokを運営するバイトダンス社が165日以内にTikTok事業を売却しなければ、米アプリストアでの扱いが停止されます。

現在米国でのTikTokユーザーは1億7,000万人といわれており、またTikTok Shopが脚光を浴びているだけに、禁止されるとクリエイターや視聴ユーザーだけでなく事業者にも大きなインパクトを与える可能性があります。

そのような状況下のTikTokですが、3月19日にTikTok公式ブログより、新たな収益化プログラム「Creator Rewards Program」が発表されました。

「Creator Rewards Program」の参加対象となるクリエイターは下記となります。

  • 18歳以上
  • フォロワー数1万人以上と動画再生回数10万以上
  • コミュニティガイドラインを遵守
  • クリエイティブな動画投稿を継続している

1分以上のオリジナルコンテンツに対して、主に4つの指標(動画のオリジナリティ、再生時間、視聴者のエンゲージメント、検索価値)に焦点が当てられた計算式により報酬が決められるとのことです。

日本では1分以上の縦型ショートドラマがにわかに盛り上がってきており、上記の収益のみで活動する職業TikTokerが登場する日はそう遠くなさそうですね。

2024年3月 × お役立ち記事

TikTokらしいコンテンツとは?特徴やコンテンツを作るポイント、広告手法を解説

TikTokに関する情報はネット上に多数ありますが、本記事では2024年時点においてマーケターの方が知っておくとよいプラットフォームとしての特徴や様々な広告手法などを網羅したものとなっております。

改めてTikTokでできることを一通り把握しておきたい、という方はぜひご一読ください。

TikTokに関するお役立ち記事はこちら

2024年3月 × ホワイトペーパー

成果をきちんと把握するために 「運用型」インフルエンサーマーケティング

インフルエンサーマーケティングは、インフルエンサーの熱量とファンの熱量をブランドに転換し態度変容を促したり、影響力のあるクチコミによりSNS上でのシェアや影響力を高めていくのが主な取り組み方となりますが、他のデジタル広告のような直接的な効果測定が難しく、かといってTVCMのような計測手段が用意されているわけではありません。そのため計測方法やKPIを事前に整理しておかなければならない施策です。

本資料では、インフルエンサーマーケティングの基本から消費者への見え方、また施策を実施するにあたり、どのようにして成果を把握しているのか、など、事例もふまえてご紹介します。

過去にインフルエンサーマーケティングをやって反響はあったもののどのような成果があったのかわからなかった、インフルエンサーマーケティングには興味があるものの失敗しそうで不安という方はぜひダウンロードください。

資料ダウンロードはこちら

2024年3月 × ウェビナー登壇

SNS広告の可能性を広げる!インフルエンサーを活用した第三者配信

2024年3月18日に、インフルエンサーの投稿を広告クリエイティブとして活用する手法である「第三者配信」をテーマとして自社ウェビナーを開催し、マーケティング部の阿部が登壇しました。

本ウェビナーでは、SNS広告とインフルエンサーマーケティング、それぞれの特徴や悩みをふまえた上で、第三者配信とはどういった手法でどのような成果が見込めるのか。また、出稿するにあたってどのような手続きが必要なのかなど事例と共に紹介しました。

THECOOでは、インフルエンサーを活用した第三者配信の概念から出稿におけるメリット、デメリットをまとめた記事がございますので、「第三者配信に取り組んでみたい」という方はご一読ください。

第三者配信に関するお役立ち記事はこちら

2024年4月以降の予定

第7回 マーケティング Week 春

2024年4月17日(水)〜19日(金)、東京ビッグサイトにて開催される大型展示会第7回 マーケティング Week -春 2024-にTHECOOが出展します。

オンラインでのコミュニケーションが多い中、対面でお会いできる機会となりますので、ご参加予定のある方はぜひTHECOOのブースへお立ち寄りいただけますと幸いです。

出展情報はこちら

また、ご来場希望の方は事前登録が必要となります。下記よりお申込みくださいませ。

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インフルエンサーマーケティングツールiCON Suite

THECOOは、インフルエンサーのキャスティングやリストアップを効率よく行えるインフルエンサー検索データベース「iCON Suite(アイコン スイート)」を提供しています。

iCON Suite利用に役立つ記事コンテンツを公開

iCON Suiteはインフルエンサーを検索しリストアップすることができるサービスですが、より精度高く、より効率よく行うためのTipsを記事コンテンツとして公開しています。

トライアルプランもございますので、どんなインフルエンサーがいるのか見てみたい、という方は一度触ってみてください。

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