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THECOOマンスリーレポート / 2025年1月
INDEX
こんにちは。THECOO株式会社にてマーケティングを担当している阿部と申します。
2024年〜2025年の年末年始休みは「最大9連休」と非常に長く、ゆっくりお休みされた方も多いのではないかと思います。私もその中の一人であり、年明け早々Bリーグ(バスケットボール)の試合を佐賀県まで見に行くことができました。
みなさまはどのような年末年始をすごされましたか?
休みが明け、あっという間に1月も過ぎていきましたが、2025年も引き続きSNSや動画、インフルエンサーの活用について情報発信してまいりますので宜しくお願いいたします。
さて、THECOOはSNSやインフルエンサーに関する施策事例や調査資料の公開、月に1〜2回程度のセミナー開催や外部イベント登壇を行っており、SNS、インフルエンサーマーケティングを検討、実施する上で役立つさまざまな情報を紹介しています。
この記事では2025年1月のSNS、インフルエンサーマーケティングやSNSに関するトピック、イベントについて簡単にまとめていきたいと思います。
直近のSNS、インフルエンサーマーケティング動向に興味がある方は、本記事を施策検討のお供にしていただけると幸いです。
昨今の気になるタイアップ
インフルエンサーPRをサイネージに活用し店頭売上につなげる

上記は、ヘアケア商材における「店頭での売上促進」を目的とした取り組みとなります。
経済産業省が2024年9月に公開した「令和5年度 電子商取引に関する市場調査 報告書」によると、2023年における物販系分野の BtoC-EC 市場のEC化率は9.38%、その内、化粧品・医薬品カテゴリは8.57%となっており、化粧品の市場はまだまだ店舗での購買が重要といえます。
本件の特徴は、SNS上でインフルエンサーを起用したタイアップによる認知、態度変容促進だけでなく、そのタイアップクリエイティブを広告用に編集し商品を販売している複数ドラッグストアの店頭にあるサイネージで配信し、SNS内の盛り上げだけでなく店舗の購買促進につなげたところにあります。
サイネージ出稿期間は10日間。この期間中、ドラッグストアでの商品売上が広告出稿前と比較し10%以上(中には40%以上の店舗もあった)増加した。という非常によい成果が得られました。
本施策は、インフルエンサータイアップとは別に二次利用(費用)が発生しますが、「SNSでの反響を店頭まで結び付けたい」とお考えの小売りメーカーさまにはぜひお取組みいただきたいと考え、紹介させていただきました。
THECOOでは、ドラッグストアだけでなく家電量販店や美容サロン、タクシー広告など、様々なパートナーと連携したインフルエンサーとサイネージの活用をご案内可能です。
詳細が気になる方は下記よりお問い合わせください。
2025月1月のSNS関連トピック
YouTube関連
・3分以下の正方形、縦型の動画が全てショート動画扱いに
・YouTube Premiumアップデート。スマホでの動画再生速度が最大4倍へ
・広告のデマンドジェネレーションキャンペーンでYouTubeショートが配信可能に
YouTubeでは2024年10月より段階的に「ショート動画のカテゴリを1分から3分に延長する」アップデートを進めており、すでにASICS JAPANさまをはじめショートドラマやゲームプレイ動画などが投稿されていますが、1月に入りYouTubeアプリからそのまま180秒で動画撮影できるようになりました。
3分以内で正方形、縦型のアスペクト比の動画は全てショート動画の扱いとなり、YouTubeチャンネルの「ショート」タブに振り分けられます。
また、1月22日にはYouTubeよりプレミアムユーザー向けの新しい発表がありました。
- ジャンプ機能
- 高品質オーディオ
- ショート動画のピクチャーインピクチャー(iOS)
- ショート動画のスマート一時保存(iOS)
- きめ細かい速度コントロール
iOSユーザーの利便性が高まったと共に、注目したいのは「速度コントロール」です。
スマートフォン限定ながら、0.25 倍から 4 倍まで 0.05 単位で再生速度をきめ細かく選択できるようになるとのことです。社内に「2倍速でドラマを見るのが普通」というZ世代社員がいることから、今後、4倍速視聴も一般化し、逆にそれを意識してゆっくり話すコンテンツなどが流行ってくるかもしれませんね。
個人的には、1.5倍速でも早く感じる派です。
X関連
・米国でビデオタブが開始
・ウォレットサービス「X Money」が2025年後半にスタート予定
・時間マーカーが消える可能性
2024年12月にX Premiumユーザー向けに提供していた、AIチャットボット「Grok」を全ユーザーに公開しX内だけでなく独立したアプリでも利用できるようになりました。
そんなXは、1月20日に米国ユーザー向けに「ビデオ」タブが導入されました。
現在は米国のみとなっておりTikTok禁止法に合わせた対応といえそうです。この動画タブによってTikTokユーザーがXへどれほど流れるかは定かではないものの、TikTok、YouTube、Instagram、LINEに続き、Xでのインフルエンサーマーケティングや広告配信のリーチが拡大する可能性があり、日本でも導入が待たれます。
また、1月28日にウォレットサービス「X Money」のXアカウントが開設されました。現在はリポストのみでオリジナルの投稿は見当たりませんが、visa社との連携は確定しているようです。
- Visa Direct経由でXウォレットに安全かつ即時に資金を入金できます
- デビットカードに接続してP2P支払いが可能
- 銀行口座に即時送金するオプション
以前、XのCEOであるリンダ・ヤッカリーノ氏のブログでは2023年時点で構想に入っており、ようやく形が見えてきたということでしょうか。
こちらも日本で活用できるサービスになるのか不明ではあるものの、Xの大きな成長(経済圏の確立)につながる動きと思われ、今後も注視してまいります。
THECOOでは、インフルエンサーの動画クリエイティブを活用しX広告をお得に出稿可能なパッケージを提供しています。
Xでの動画広告に興味をお持ちの方は資料請求ください。
Instagram関連
・ティーンアカウントが日本でも開始
・プロフィールのコンテンツ表示が縦型へ
・リール動画のインサイトがアップデート
・動画作成アプリ「Edits」発表
1月21日にMeta社より、Instagramのティーンアカウント導入が発表されました。テレビでもいくつか該当インタビューが見受けられたことから一般の消費者にとっても大きな話題といえそうです。
ティーンアカウントにはいくつかの制限がありますが、中でもデフォルト設定が非公開アカウントとなる点が、インフルエンサーマーケティングの観点からすると大きなポイントといえます。公開するには保護者の承認が必要となるため、若年層のインフルエンサーが生まれにくくなる可能性がでてきそうです。
そして、YouTubeに続きInstagramにおいてもリール動画(縦型ショート動画)の尺が正式に3分へ拡大され、1月30日にはリール動画のインサイトのアップデートも発表されました。
YouTube Studioのように視聴率(3秒以上)や、日ごとの視聴数推移が確認できるようになり、全投稿平均との比較や、フォロワー、非フォロワーでのパフォーマンス比較などが行えるようになります。
本アップデートにより、インフルエンサーとのタイアップコンテンツやパートナーシップ広告におけるクリエイティブ評価の質をあげられる可能性があります。
また、InstagramもX同様、TikTok禁止法の影響を受けるユーザーを意識していると思われ、1月19日に動画作成アプリ「Edits」が発表されました。
iOSのみの提供からスタートし、3月13日から利用できるようになります。バイトダンス社が提供しTikTokの成長に寄与しているとされるCapCutユーザーを獲得するためのものと思われ、The Vergeの記事によると「CapCutの露骨なクローン」という見出しがつけられています。
クリエイターにとってInstagramとTikTokは同じショート動画でも、撮影する意図、投稿する意図がそれぞれ異なっているといえますが、今後の状況によってはInstagramにおいてもTikTokのようなエンタテイメント要素の強いコンテンツが増加するかもしれませんね。
リール関連の情報が続きます。
2025年よりInstagram の最高責任者 Adam Mosseri氏がリール動画のリーチ最大化のための情報を動画で公開していくとのことです。
最初の動画では、リール動画において「視聴時間」「いいね」「送信(シェア)」の3つがリーチ最大化において重要な要素であるという話が登場しました。
リール動画を強化していきたいというマーケティング担当者さまがおられましたら、 Adam Mosseri氏、InstagramクリエイターズのInstagramアカウントのフォローをおすすめします。
TikTok関連
・米国でのTikTok禁止は75日間保留へ
・ビデオエディターツールがアップデート
・SMB向け、広告代理店パートナープログラム開始
バイデン政権下で成立したTikTok禁止法において、バイトダンス社は2025年1月19日までにTikTokの米事業売却をまとめるか、そうでない場合は禁止措置を受けることになっており、実際にサービスが一度停止したものの、12時間余りで復旧したとTech Crunchが報じています。
現在の米大統領であるトランプ氏が「TikTok禁止法を失効しない」と発言し、TikTok禁止を75日間保留するよう司法長官に命じる大統領令に署名したことから復旧したとのことです。
TikTokの買収には、米マイクロソフト社やイーロン・マスク氏の名前が各メディアにあがってきていますね。実際にどのような入札や買収がなされるのか、今後の動きも注視してまいります。
このような状況にあるTikTokですが、2025年1月9日にはTikTok広告のビデオエディターツールのアップデートがありました。
Social Media Todayの記事によると、AI搭載のTikTok動画生成ツール「Symphony Creative Studio」の一部となった。そして、UIが新しくなりさまざまな機能へのアクセスが容易になった。またアバターの作成だけでなく、それに合わせた音声、または代替言語のナレーション (14 言語) などを追加することが可能になったとのことです。
興味のある方は、こちらより試してみてください。
Threads関連
・日本と米国で広告配信テストを開始予定
Meta社が旧Twitterに対抗、またInstagramユーザーのテキストコミュニケーションを活性化させるべく生まれたとされるThreadsにて、2025年1月27日に広告配信をテストすると発表されました。
なぜ日本が選定されているのかは不明ですが、グローバルの中でもアクティブユーザーの割合が高いのかもしれませんね。
Twich関連
・HIKAKIN氏がTwitch配信を開始
ゲーム実況に特化したライブ配信プラットフォームという位置づけの「Twitch」が、日本におけるeスポーツの波を受け非常に活性化しています。
その流れを受けてか、日本を代表するYouTuberといえるHIKAKIN氏が2024年12月よりTwitch配信を開始しました。
KAY-YOUの記事によると、「2024年12月22日にTwitchのチャンネルを開設。開設からおよそ10日で76,000人のフォロワーを獲得」と記載されており、2025年2月3日段階では、26.7万人まで増加しており、人気のほどがうかがえますね。
配信内容においても、YouTubeでの活動とは取り扱うゲームが異なっていたり、比較的ラフな雑談配信などを見ることができ、差別化がしっかりとされていることから、普段見ることのないHIKAKINさんを垣間見ることのできる内容になっています。
未視聴の方はアーカイブが残ってますのでぜひ視聴ください。
2025年1月 × セミナー登壇
2024年のSNSマーケティングトレンド & ショートドラマ

1月22日(水)18:00より「2024年SNSトレンド振り返り & 進化するショートドラマ」というテーマにて、TikTokを中心としたショートムービー(短尺動画)領域で広告代理店事業・プロダクション事業を展開するstudio15株式会社と共催でセミナーを開催しました。
THECOOからは2024年SNSマーケティングの振り返り部分について紹介させていただいたのですが、中でも好評いただいたのは「インフルエンサーを活用したギフティング施策」についてでした。


春以降におけるSNS広告、動画広告活用の最適解

2025年1月30日(木) 18:00より「春からどうする?リーチメディアとしてのSNS広告、動画広告の最適解」というテーマにて、自社ウェビナーを開催しました。
テレビCMをはじめとした動画を用いた認知施策の環境が変わり始めている昨今、SNSを起点としたメディアプランニングを行うべきであるということ、その裏付けなどを含め弊社オンライン広告事業部長である山田が紹介いたしました。


本ウェビナーのアーカイブや資料提供は行っておりませんが、登壇内容が気になる方はお問い合わせください。
2025年2月以降の予定
ギフティングの成功に必要な4つのポイント(アーカイブ配信)

2025年2月18日(火)13:00より、インフルエンサーを活用したギフティング施策に関する自社ウェビナーを開催いたします。
本ウェビナーは、2024年11月に開催したウェビナーのアーカイブ配信となっております。
1月に開催したstudio15社との共催セミナーの項でも触れたとおり、インフルエンサーを活用したギフティング施策は、化粧品や消費財メーカーさまのマーケティング施策として定着してきています。
一方で、施策として成功するメーカーさま、成功したとはいえないメーカーさまに分かれてきています。
本ウェビナーでは、ギフティング施策とはどういったものであるか、実施のメリットや施策成功のためのノウハウなどを4つのポイントに絞ってご紹介します。
インフルエンサーマーケティングの施策成功にもつながる内容となっていますので、ぜひお申込みください。
デジタルマーケティング支援は
THECOOにご相談ください
THECOOは「デジタル×コンテンツの力でブランドの価値を届ける」ことに重きを置いたデジタルマーケティング代理店で、SNSの消費者行動を中心にしたプロモーション施策の立案から実行までご支援します。インフルエンサーマーケティングやSNSマーケティング、広告運用を通じた集客、顧客獲得にお悩みの方はぜひお気軽にお問い合わせください。
経験豊富な担当者が提案段階から納品、投稿までサポートしますので、長期にわたるキャンペーンやプロジェクトの場合でもご支援が可能です。また、プランニングや効果測定には独自開発のツールを活用し、データのご共有にも対応し、定性、定量の両面からブランドプロモーションの成功をサポートします。
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