私たちTHECOOは、SNSやインフルエンサーに関する施策事例や調査資料の公開を通じて、SNSおよびインフルエンサーマーケティングを検討・実施される皆様に役立つ多様な情報を提供しております。

‍本記事では、2025年8月におけるSNS、インフルエンサーマーケティング、および関連する主要トピックについて、簡潔にまとめてご紹介いたします。

‍直近のSNSやインフルエンサーマーケティングの動向にご興味をお持ちの皆様にとって、本記事が今後の施策検討の一助となれば幸いです。

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昨今の気になるタイアップ

恋愛リアリティーショーで人気を集める長浜広奈さんがYUTORI-SEDAI「YURU FUWA」のMVに起用され、このMVをプロモーションするTikTokのショート動画が話題になっています。

長浜さんは、出演していたABEMAの恋愛リアリティーショーが歴代の週間視聴記録で１位を記録した程人気を集めていました。ファンは、楽曲の歌詞が動画内での本人の発言と似ていたり、振られても自分に自信を持ち続ける女の子の歌という同じシチュエーションから「本人のために作った歌のようだ」と高い関心を示しました。

「YURU FUWA」はTikTokで一躍有名になり、歌を使用した動画も多く見られています。タレントの人気と歌との相性、そして恋愛リアリティーショーでの発言が浮かぶような歌詞が相まって人気になった点からは、MVに出演するタレントがその楽曲の評価や人気を左右することが明白になったタイアップであると考えられます。

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浜辺美波さんが大学生役と未来から来た娘役のどちらも演じているCMです。

このテレビCMには

という情報が含まれていますが、単なる説明ではなく、「困った場面」の演出をすることで、解決できるサービスを結びつけ、わかりやすいサービスの使用方法を提案したテレビCMとなっています。

今回のCMでは新幹線や旅行を中心とした宣伝が行われていますが、推し活や子どもがいる親御さんに向けたサービスについての宣伝も行われてきました。シリーズ化しているこのCMでは、浜辺美波さん本人の一人二役により、未来の視点から新幹線に関する広めたいサービスや情報を教えてくれるという構造になっていることで、「説明している感」＝「広告感」が出にくいCMとなっています。

2025月8月のSNS関連トピック

Youtube関連

・YouTube広告掲載に関するポリシー変更

これまでのYoutubeの動画では、動画の冒頭7秒間に暴言が含まれていると、対象動画の収益化に制限がかかる可能性がありました。しかし、今回の変更では、冒頭の暴言に限定した広告収益化の制限が撤廃されました。これは、2年前に導入された規定に対し、クリエイターからの意見を受けて変更されたものです。この変更は冒頭の暴言のみに適用されるため、動画のタイトルやサムネイルに暴言を使うと収益化は制限されます。

・青少年保護の強化

アカウントに設定された年齢に関係なく、アカウント年齢をAIにより判別し、年齢にあった動画や体験の保護を行うことを決定しました。AIによる年齢判別で間違いが起こった場合は、クレジットカードなどの認証等によって修正ができます。10代と判別されたアカウントにはパーソナライズされた広告が出なかったり、就寝時間のリマインダーが設定されていたりします。

・「急上昇」ページの廃止

過去５年間でアクセスが激減したことが原因で、Youtubeの「急上昇」欄が廃止されることが決定しました。この急上昇廃止に至った理由として、流行にとらわれず、好きなこと、ものに注力する傾向にある現在の価値観が考えられます。「急上昇」を見ることで多くの人が見ている動画を認識するのではなく、パーソナライズされた環境で興味のあるものを選びとるという動きが主流となっているが故に今回の廃止につながったと考えられます。

・1枚の写真が動画になる生成機能が登場

米国・カナダなど一部の国で始まった、AIを活用した動画作りの方法です。生成に役立つ素材があらかじめ用意されているため、ユーザーは写真を1枚選ぶだけで他の人と同じクオリティの動画を作ることが出来ます。また、投稿の際にはAIが作成したことをラベルにより伝える機能がついているため、視聴者にAIであるという認識をさせることが可能です。この仕組みは視聴者の誤情報による混乱を防ぐ機能であるといえます。

X関連

・投稿画像の長押しでGrokによる生成動画が閲覧可能に

投稿された画像を長押しし、「Make Video with Grok」という項目がある場合、Grokが生成したビデオを見ることが出来るようになると発表されました。生成された動画はまるで生きているかのように動き出し、その動きは予測できないため、非常に面白いコンテンツとなっています。

・英国/欧州のユーザー、特定のコンテンツを表示するために年齢確認を求められるように

英国がネットでの成人向けコンテンツの閲覧に年齢確認を必須とする法律を施行したことをきっかけに、新機能として特定のコンテンツの年齢確認が加わりました。年齢確認機能の登場の発表から、VPNの加入が増加したため、自由なコンテンツ閲覧のためにこの制約を抜けようとする人が多くいることがわかります。VPN使用による年齢確認のすり抜けは禁止されていますが、完全な取り締まりは難しいことが伺えます。

・Grok4が全世界で無料で利用可能に

Grok4の無料プランでは12時間ごとに5件の課題解決を行えます。前回のGrok3の10倍ものパフォーマンスを持っており、大量のPDFを読み取り推論を行ったり、分析をしたりとビジネスにも使える機能が充実しています。

・広告のアップグレード

これまでよりも関連性の高い顧客に商品を届けることができるようになりました。 Grokが投稿の文脈理解の強化やX上のトレンドを元にしたセンシティブなトピックを検出することで、広告を最適化します。また、投稿から製品カタログの即時導入が可能になるため、広告から商品購入へのプロセスをこれまでよりも短くすることが可能になりました。

Instagram関連

・リール動画・投稿の再投稿

気に入った投稿・動画を再投稿できるようになりました。再投稿した動画は友達のおすすめ欄に登場し、見てもらうことが可能です。再投稿の画面の吹き出しをタッチして、コメントすることで、DMに映し出されるノート機能のように再投稿の動画にコメントが映し出される仕組みになっています。

・位置情報の共有

Instagramを通した位置情報の共有ができるようになりました。この機能は自分で選択しない限りはオンにならないものです。また、これまでの投稿同様「親しい友達」「友達」（相互フォロワー）「フォロワー」「選択した友達」「なし」の中から共有相手を選ぶことが出来ます。友達にだけ位置情報を送ったり、選択した場所のみ位置情報をみせなかったりすることも可能です。シェア方法を自分でコントロールできる機能です。

・リールに「友達」タブ追加

友達がいいねを押した投稿が、リール動画の友達タブに入るようになりました。友達タブでは、友達がいいねを押した動画を見ることができる上、誰がいいねを押したのかも表示されます。自分がいいねやコメントをした投稿を見せない機能や、特定の人物のアクティビティを見ない機能もついているため、ユーザーに合った使い方ができるシステムとなっています。

TikTok関連

・子供の保護を目的として親への通知を強化

子供達の自主性を欠くこと無く保護者との対話に繋げることを目的とした新しい通知機能が登場しました。

これらの機能により、TikTokアカウントを持つ子どもたちがより安全に利用できるようになりました。

・米国でTikTokの脚注を展開

米国では、応募して認証を得たアカウントのみ、動画に捕捉的な文脈を与える脚注を付けられるようになりました。

現在、約8万人のユーザーが脚注投稿の権利を獲得しています。脚注の機能を使用するためには、米国在住で、アカウントを6ヶ月以上保有し、最近コミュニティガイドラインに違反していないことが条件です。

・新機能「ウェルビーイングミッション」追加

アプリ内でのスクリーンタイム管理や睡眠時間といった機能が開発されました。ウェルビーイングミッションは、長期的な行動の変化を促すために、短く、楽しく、取り組みやすいミッションで構成されています。ミッションを完了するごとにバッジを獲得できるため、達成感が得られる機能となっています。

・映画やテレビシリーズをアプリ内で効果的にプロモーションできる新機能「TikTok Spotlight」を提供開始。

エンターテイメント業界向けのプロモーション機能である「TikTok Spotlight」の提供が開始されました。この機能は利用ユーザーが作品を知り、興味を持ち、購買までの導線をスムーズに繋ぐことを可能にするものです。ユーザーの投稿に対するリアクションの多さに特典をつけることで、アクティブユーザーでないファンも動かす仕組みとなっています。

twitch関連

・収益化が容易に

これまでのアフィリエイトになるための基準が更新され、新しいストリーマーがアフィリエイトステータスをより簡単に達成できるようになりました。このアフィリエイトステータスを得られたクリエイターはインターネット広告の成果報酬を得ることが出来るようになります。また、アフィリエイトのみ利用可能であったツールを新しいストリーマーが使えるようになり、視聴者からの支援を受けやすい環境に変更されました。

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