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THECOOマンスリーレポート/2025年10月
INDEX
年末が近づき、クリスマスコフレの予約が始まる時期となりました。 クリスマス時期は特に、アドベントカレンダーやクリスマスコフレの購入を、お得に化粧品が手に入る機会と捉えている方も多いでしょう。
また、年末商戦という言葉があるように、12月は最も売上が上がる季節です。 この時期、多くのブランドが購買意欲を高めようと広告に力を入れます。そうした中で効果の高いPRを行うためには、欠かせないポイントがいくつかあります。
余裕を持って年末商戦の企画を進め、効果的なPRを実現しましょう。
私たちTHECOOは、SNSやインフルエンサーに関する施策事例や調査資料の公開を通じて、SNSおよびインフルエンサーマーケティングを検討・実施される皆様に役立つ多様な情報を提供しております。
本記事では、2025年7月におけるSNS、インフルエンサーマーケティング、および関連する主要トピックについて、簡潔にまとめてご紹介いたします。
直近のSNSやインフルエンサーマーケティングの動向にご興味をお持ちの皆様にとって、本記事が今後の施策検討の一助となれば幸いです。
昨今の気になるタイアップ
アドビ株式会社| Adobe Firefly/ Adobe Acrobat
・Adobe Firefly(AI画像生成)
Adobe Fireflyは、AIを利用した画像生成・編集ツールです。 取り上げられている動画では、日常生活に則した加工方法が紹介されています。
また、画像生成を行いたい場所を指で塗って範囲指定し、生成したい画像を文字で入力するといった一連の使用方法が簡潔に解説されており、視聴者に「簡単な操作」という印象を与えています。
操作方法と製品紹介を両立させた、非常に伝わりやすい広告例です。
・adobeacrobat(PDF編集)
Adobe Acrobatは、PDFファイルの作成・編集・管理ツールです。 動画はショートドラマ形式で、日常の「困っている場面」を本ツールが解決するという構成になっています。
「メニューの作成」というテーマの動画ですが、単なる使い方の紹介だけでなく、「わからないことはAIが教えてくれる(AI Assistant機能)」「パスワードも使用可能」といった、利用者が抱きがちな懸念を解消する内容にもなっています。
以上から、アドビ株式会社では、ツールの特徴によって異なる形態のPR動画を作成していることがわかります。クリエイター向けのAdobe Fireflyと、ビジネス向けのAdobe Acrobatの違いは動画を見れば一目瞭然です。製品に応じて異なる方法でアプローチを行い、共感を得ることで、利用意欲を刺激しているのです。
2025月9月のSNS関連トピック:Youtube関連
・ティーン向け情報メンタルヘルスコンテンツの提供
うつ病、不安症、ADHD、摂食障害などのメンタルヘルスとウェルビーイングについて、信頼できる情報源による、年齢に基づく情報提供の動画配信を開始しました。
本コンテンツは、悩んでいる10代を1人にしないという思いから、情報収集に使用されるプラットフォームであるYoutubeがこの動画提供を行うことに重要性を感じたことで開始しました。
この取り組みの中では、キャラクターを用いた動画制作を通して、青少年の内容理解を進める取り組みも行っています。日本、米国、英国、フランス、ドイツなどの国で、この青少年向け情報セクションを順次展開して行く予定となっています。
・情報リテラシー向上への取り組み:「#ほんとかな?が、あなたを守る」
Youtubeは「開かれた場であること」と「コミュニティを守る責任」という 2 つのバランスを大切にしながら、誤情報やフェイクニュースへの対策に継続的に取り組んでいます。そのようなポリシーの中で、情報に対するリテラシーを高めるためのキャンペーン「#ほんとかな?が、あなたを守る」を10月15日から開始しました。
本キャンペーンでは、リテラシー向上のために以下のメッセージを伝えるショート動画をクリエイターに作成していただいています。
巧妙なフェイクニュースが自分の日常に潜む問題であると気付いてもらうきっかけを作ること、情報との向き合い方について考える機会を提供することを目指しています。
・新しいブランドパルスレポート
Google AI を活用したデータ分析から、YouTube全体におけるブランドの有料広告と無料のオーガニック広告の両方における影響力を把握できる新しいレポートを開始します。

業界初となるマルチモーダルAIの活用を行い、ブランドロゴ、商品写真といったビジュアルや、音声などの言語からブランドへの言及を検出することで、YouTube全体での影響力を評価します。よって、商品へのさりげない言及等も影響力としてみなされるようになりました。これにより、Youtube全体で効果を上げている場所をより正確に測定し、広告の費用対効果を最大化できるようになります。
また、YouTubeの有料広告がオーガニック動画の視聴回数にどのように貢献しているか、そして視聴者が有料動画とオーガニック動画の両方を視聴することでブランド検索にどのように繋がるかを示す指標も追加されました。
Instagram関連
・教育機関とMeta社のパートナーシッププログラム:ティーンアカウントの安全性確保
Instagramにおけるティーンアカウントでは、自動保護機能がついています。
子供が何を見て、誰と話しているのか等を保護者が把握できることで、危険なトラブルや不適切なコンテンツの心配を無くす機能です。1年前の導入から、Instagram、Facebook、Messengerを利用する数億人のティーンがティーンアカウントに移行されています。
本機能について、300万件を超える保護者からのコンテンツ評価を元にガイドラインを改訂し、年齢に応じたガイドラインをPG-13指定の映画レーティングに準拠することが発表されました。安全にアプリを利用してもらうため、制限も追加されます。
主に以下が変更点です。
・学校などの教育機関のSNSの確認機能追加

米国のすべての中学校と高校向けに教育機関パートナーシッププログラムを導入します。このパートナーシッププログラムの目的は、いじめなど、安全に関する懸念を学校側がMetaに直接報告しやすくし、迅速に審査を行えるようにすることです。教育機関はコミュニティ規定に違反すると思われるInstagramのコンテンツやアカウントを報告することができます。
・中学生のためのオンライン安全カリキュラムの提供


中学生にオンラインで安全を守る方法を教えるためのオンライン安全カリキュラムの配信が始まりました。
Meta社が全面的に資金提供したこのカリキュラムは、あらゆる人に無料で提供可能で、現在は100万人への提供を目標としています。
また、カリキュラム提供だけでなく、SNSの相談の場の提供も始めました。オンラインの安全性を教える高校生をサポートするカリキュラムを作ったLifeSmartsのチームと提携することで、中学生のSNSにおける相談相手に高校生を設定し、SNSの不安について話やすく頼りやすい環境づくりも行っています。
・ティーンアカウント、PG-13レーティングに準拠と規定
10代向けアカウントのガイドラインが改定されたことで、制限が以前よりも厳しく、詳細になりました。具体的には、以下の2つが挙げられます。
・新たに厳格な保護拡大可能に

保護者の設定により、ティーンアカウントのコンテンツ制限を強くする事が可能になりました。来年からは、保護者の設定により、10代の若者が投稿を閲覧したり、コメントを残したり、コメントを受け取ったりできなくなります。また、AIと行う会話も制限されます。新しい設定では、親が10代の子供がインスタグラムで見るものをより細かく管理できるように設計されています。
・有害な行動を促す可能性のある投稿の非表示・推奨の禁止
これまでは露骨な画像や不快な画像、性的な投稿などが制限の対象でしたが、強い言葉遣い、特定の危険なスタントなど、直接で無くとも潜在的に有害な行動を促す可能性のあるコンテンツを含む投稿に関して、非表示または推奨の禁止を行有ことが発表されました。10代が閲覧するべきでないアカウントは10代若者のアカウントをフォローできないようになるだけでは無く、若者のアカウントは該当アカウントの投稿を閲覧したり、コメントを残したり、コメントを受け取ったりできなくなります。

これらの制限に関して、10代の若者が回避しようとする可能性があることを踏まえ、年齢予測技術を活用することも明示しています。成人であるという虚偽の主張に対しては、AIの活用で年齢を把握し、10代の若者を特定のコンテンツ保護の対象とすると示しています。
本機能は米国、英国、オーストラリア、カナダのティーンアカウントに段階的に展開され、年末までに完全展開される予定です。今後は、これらの変更を全世界に展開し、成人を自称するティーンにも新たな保護機能をさらに適用し、Facebookではティーン向けに年齢に応じたコンテンツ保護機能を追加していく予定です。
・ホーム上のタブの変更
Instagramの画面が新しくなります。
ストーリーズとフィード、リール、DMの順にタブが構成され、タブ間はスワイプすることによって移動できるようになりました。 アプリ内で頻繁に使用されている機能が中心となっており、DMやリールがよく使用されていることがわかります。
X関連
・いいね欄の並び替えが可能に
先月の引用欄並び替え機能の追加に加え、いいね欄の並び替えも可能になりました。
この変更から、自分のアカウントへのいいねの中で、相互フォローアカウントや認証済みアカウントがどのように反応しているのかを確認する事ができるようになります。
・ウェブからの下書き投稿がiOSに表示可能に
XのアプリとWeb版のXとの間で、下書きが共有されるようになりました。本機能の登場により、ウェブ版で書きかけていた投稿をアプリ上でも続けて書けるようになるため、投稿における利便性があがります。
・プレミアムビジネスアカウント登場
Xにおける事業者向け認証アカウントが、プレミアムビジネスアカウントに変更できるようになりました。プレミアムビジネスアカウントでは、素早いトレンドの把握やアカウントの拡大を見込む事ができます。
・ユーザーの所在地開示設定の追加
X上の情報の信頼性を増すために、投稿したユーザーの拠点としている国の表示を開始することを示しました。この機能の追加により、情報の透明性を上げ、正しい情報の共有を可能にします。
・Grokipedia登場
Wikipediaの情報提供の偏りに対し不満を抱いていたイーロン・マスク氏が、自身のAIであるGrokを利用した「Grokipedia」を発表しました。現在はまだバージョン0.1の初期段階で、日本語には対応していませんが、すでに約88万件の記事が利用可能となっています。
TikTok関連
・広告主向けの新たな自動化アップデート
企業がTikTok内でエンゲージメントを活用し、成果を向上させるための取り組みとして「Smart+」「Symphony Automation」「GMV Max」「attribution portfolio」の導入開始を発表しました。
・Smart+
TikTok広告を今までよりも柔軟にする機能の追加です。
TikTokにおける広告は全面的に自動化されていましたが、一部をコントロール可能にすることによってキャンペーンをより細かく調整する事ができます。
また、コントロールの範囲については広告主が「完全自動化」「部分手動化」「完全手動化」でカスタマイズ可能となっています。
・Symphony Automation
広告主が広告を迅速に制作するための機能です。
過去の動画から、TikTokで最適であると考えられる推奨広告を提示する事が可能です。また、翻訳や動画のサイズなどを自動で調整することができるため、AIによる広告の改善が可能となりました。
・GMV Max
どの作品やクリエイターが成果を上げているかについて、詳細に把握できる機能です。
キャンペーン、商品、クリエイター全体のパフォーマンスに関する、より詳細で合理化されたレポートが提供可能となっています。この機能の使用により、支出を最適化しながら売上全体を向上させることができます。
・attribution portfolio
TikTok で初めてブランドや商品を発見した人 から、TikTok 広告の影響を受けて広告から直接、または別のチャネルを通じてコンバージョンした人 まで、購入までの道のりの全範囲をカバーする、ポートフォリオを発表できるようになりました。この機能から、TikTok広告が購買意欲向上にどれほど影響を与えるかを明示できるようになります。
広告主は、新しい分析情報を活用してよりスムーズな意思決定を行い、TikTok のパフォーマンスシグナルをすでに使用している分析ツールと連携させることで、より強力なビジネス成果を実現できます。
・2024年広告実績の表彰「TikTok Ad Awards 2025 Japan」発表

高いクリエイティビティを発揮し、ビジネスや社会にインパクトをもたらした広告キャンペーンを表彰する「TikTok Ad Awards 2025 Japan」。
TikTok広告の中でビジネスインパクトを創出した作品として、5部門「Greatest Business Impact」「Greatest TikTok Creator Collaboration」「Greatest Branding」「Greatest Performance」「Greatest Innovative」の受賞作品が選出されました。
・TikTokの米事業、売却で合意
中国系動画投稿アプリ「TikTok」の米事業の売却に関する最終合意が行われる可能性があります。
9月に発表された大統領令では、TikTokの米国事業の売却後は、米国人が過半数の株式を持ち、米国を拠点とした新たな合弁会社が設立される予定です。また、アルゴリズム・コードの運用や機密ユーザーデータの管理は新合弁会社が担うこととなり、約1億7,000万の米国人がTikTok利用と国家安全保障のどちらも保護されるとしています。
Twitch関連
・Twitchのミラー配信
大規模で特別な配信向けの新機能です。

ミラー配信では、メインストリーマーが許可したストリーマーが独自の視点や解説を盛り込みながらそのコンテンツを同時に再配信することを許可することで、配信イベントのリーチを拡大することができます。
今回、メインストリーマーは、許可されたすべてのミラー配信の集計アナリティクスを見ることが初めて可能になりました。この機能の追加により、Twitch上でのイベントのリーチを正確に把握できるようになりました。
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