こんにちは。THECOO株式会社にてマーケティングを担当している阿部と申します。

4月といえば新生活の季節ですね。生活環境の変化や引越しなどをきっかけに新たな家電製品やガジェットを購入、検討される方も少なくないかと存じます。そんな家電・ガジェット商材はインフルエンサーマーケティングが非常に盛んです。

2023年に投稿されたYouTubeタイアップを調べてみたところ、4,330本もの動画が投稿されていることがわかりました。

月ごとの投稿された時期や視聴回数については下記となります。

家電・ガジェット市場の繁忙期は概ね3月、7月、12月といえますが、インフルエンサーとのタイアップコンテンツは10月から12月に集中しています。

このことから競合との差別化をするなら6月から7月の施策実施が穴場かもしれません。

もし、「インフルエンサーの活用に興味がある」「〇〇業界も気になる」など要望がございましたらTHECOOにお問い合わせください。

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さて、THECOOはSNSやインフルエンサーに関する施策事例や調査資料の公開、月に1〜2回程度のウェビナー開催や外部イベント登壇を行っており、SNS、インフルエンサーマーケティングを検討、実施する上で役立つさまざまな情報を紹介しています。

この記事では2024年4月のSNS、インフルエンサーマーケティングやSNSに関するトピック、イベントについて簡単にまとめていきたいと思います。直近のSNS、インフルエンサーマーケティング動向に興味がある方は、本記事を施策検討のお供にしていただけると幸いです。

目次

2024年4月のSNS関連トピック

YouTube

・クリエイター向けショッピング機能の強化
・YouTube Musicのポッドキャスト機能を強化

2024年4月25日にYouTubeやGoogleの親会社であるAlphabet社が2024年第1四半期決算を発表しました。総じて好調といえますが、中でもYouTube広告は80億9,000万ドルで前年同期の66億9,300ドルと比較して、20%以上成長しています。

YouTube Premiumのように広告を表示しない機能が導入されているにも関わらず大きく成長しておりプラットフォームの強さが伺えますね。

2024年4月におけるYouTube関連の大きなニュースとしては、クリエイター向けショッピング機能の強化が上げられます。4月9日、YouTube オフィシャルブログより「ショッピングコレクション」という新機能の発表がありました。

引用元:YouTubeブログ

YouTubeショッピング機能は下記のような機能があります。

  • 自身のストアを YouTube にリンクしてコンテンツ内で自分の商品を紹介する。
  • 自身のコンテンツ内で他のブランドの商品にタグ付けする。
  • YouTube アナリティクスでショッピング アナリティクスを確認して、タグ付けされた商品のパフォーマンスを調べる。

今回発表された「ショッピングコレクション」では、テーマに沿ったおすすめ商品のグループを作ることができるようになります。

※参考動画

米国ではアフィリエイトプログラムが提供開始されているとのことで、今後クリエイターの商品紹介は熱が入ることでしょう。

日本ではショッピング機能を活用したコンテンツはそれほど見かけませんが、インフルエンサーマーケティングの観点では、動画から商品購入ページまで直接誘導できるため非常に有効な機能と考えられます。THECOOでもまだ取り組んだことはないのですが、D2Cメーカーさま、もし興味がありましたら一緒に取り組んでみませんか?

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X

・新UIのプレビューが公開
Xで投稿された動画を閲覧できるスマートTV向けのアプリを発表

日本人にとってXは非常に親しみがあり、現在も多くのユーザーが投稿し、日々バズが生み出され、また多様な広告主が出稿しているように感じられますがグローバルな規模では苦しいニュースが続いています。

2023年より度々大手広告主が出稿停止をしているというニュースがでていますが、4月11日にはNBCニュースからは車の大手メーカーHyundaiが広告を一時停止したという記事が公開されました。

併行して、2024年4月29日に公開されたSocialMedia Todayによると「Xは他プラットフォームと比較してモデレーションスタッフが大幅に少ない」ことが示されており、即効性のある改善策が見いだせていない状況が伺えます。

また、2024年におけるX関連の大きなニュースとしてはタイムラインの新UI発表があります。4月21日に、XのエンジニアであるChristopher Stanley氏のポストにより挙動が明らかとなっています。

  • いいね、リプライ、リポストのボタンが削除され、閲覧数と投稿時間のみ表示
  • タップアンドホールドで各種アクションボタンが表示
  • 左右スワイプでいいねやリポスト

シンプルな画面表示や操作性は非常によいと思われますが、上記動画で確認できていない、いいね数やリポスト数などはできればタイムライン上に残してほしいですね。

そうでないと、Xから直感的ないいねによる「バズる」ケースが激減してしまうかもしれません。

Instagram

・コンテンツ表示のアルゴリズムを更新
・AIを活用した検索バーをインドなどでテスト中

2024年4月25日にMeta社は2024年第1四半期決算を発表しました。

前述のAlphabet社同様、総売上高、広告費売上高、共に前年同期比27%増と非常に好調な様子がうかがえます。

2024年4月におけるInstagram関連の大きなニュースとしては、コンテンツ表示におけるアルゴリズム更新があげられます。

先月のマンスリーレポートで記載したようにDMの強化や、Spinsのようなコンテンツシェアのような機能開発といったつながりを意識したアップデートの多かったInstagramですが、今回のアルゴリズム更新はフォロワー数の多いリポストメインのクリエイターよりも、小規模でもオリジナルなコンテンツを投稿するクリエイターのリーチを伸ばす方向で調整されたようです。

Instagram公式ブログによると下記4点の変更がなされるとのことです。

  • 小規模なクリエイターにより多くのリーチ機会が与えられる。
  • おすすめの表示において、リポストが表示された際オリジナルコンテンツに置き換える。
  • リポストコンテンツにラベルを追加しオリジナルのクリエイターにリンクできるようになる。
  • 他人の投稿を頻繁に再投稿しているアカウントをおすすめから削除する。

現在、フィードに大きな変化は感じられないですが共同投稿は増えてきましたね。今後のフィードやリールのおすすめコンテンツに変化がどれほどでてくるのか注目しましょう。

TikTok

・米国におけるTikTok禁止法案が成立
・新規アプリTikTok Notesを一部の国でリリース

2024年4月24日、バイデン米大統領が米国でのTikTok利用を禁止する法案に署名し成立しました。これにより中国ByteDanceが傘下のTikTokを1年以内に売却できなかった場合、全米でTikTokが禁止されることになります。

TikTok側は当然反発しており、裁判などによって売却や利用停止が1年以内に終わらない可能性がありますが今後の動向に注目です。

ちなみに、この法案の背景は、TikTokの利用ユーザー情報が中国政府へ共有される、という懸念から整備されたと言われており、個人的には、売却や禁止ではなく個人情報管理を取り締まる法案でもよいのではないか?と感じています。皆様はいかがでしょうか?

その他にも欧州ではTikTok Liteの一部サービスを停止するなど、SNSで確固たる地位を確立しつつ様々な問題を抱えているTikTokですが、引き続き新たな試みをスピーディーに実行しています。

また、4月17日には写真共有アプリ「TikTok Notes」がオーストラリア、カナダでリリースされました。

現在はテスト段階とのことですが、写真やテキストをベースとしたXやInstagramに近い機能を備えたサービスのように見えますね。

TikTokはインパクトあるショート動画を「ながら見」するのがベースで、まだまだプライベートや日常を共有したりコミュニケーションをとるような場所ではなくTikTok自体とそれほど親和性が高くないような感じを受けますが、TikTok Shop同様、日本でもリリースされた際は使ってみようと考えています。

2024年4月 × イベント出展

第7回 マーケティング Week 春

2024年4月17日(水)〜19日(金)、東京ビッグサイトにて開催される大型展示会「第7回 マーケティング Week 春 2024」に出展いたしました。

弊社ブースへ足を運んでいただいた皆様、ありがとうございました。

コロナ禍以降、今でもオンラインでのミーティングが主流となっていますがオフラインで直接お客様と対面しお話しできるのはよいものだなと感じております。
THECOOは7月開催のマーケティング Week 夏も出展予定ですので、今回お会いできなかった方はぜひともお越しいただけますと幸いです。

2024年4月 × ウェビナー登壇

REHATCH共催ウェビナー

2024年4月25日に、広告BIツール「ONE」の開発とデジタルマーケティング支援を行っているREHATCH社と「“成果が出づらい”は勘違い? 売上最大化のためのインフルエンサーとショート動画活用の極意」というテーマにて共催ウェビナーを開催しました。

THECOOからは、インフルエンサー編として、インフルエンサーマーケティングのメリット、デメリットをふまえて成果を出すための方法について紹介しました。

本ウェビナーのアーカイブ配信は終了しておりますが、インフルエンサーマーケティングを成功させるための考え方やヒントをホワイトペーパーにまとめています。興味のある方は下記より資料請求ください。

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2024年5月以降の予定

GMA共催ウェビナー

2024年5月21日 13:00より、音楽業界特化型のインターネット広告代理店であるGerbera Music Agency株式会社と「ブランドのメッセージを新たな視点で伝える~音楽プレイリストとアンバサダー」というテーマにて共催ウェビナーを開催します。

Spotifyの音楽プレイリストを活用したマーケティング施策は、SNS施策やインフルエンサー施策と少し立ち位置が異なり他社と差別化できる施策ともいえます。興味のある方はぜひご参加ください。

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THECOOのおすすめ資料

THECOOは、インフルエンサーマーケティングに関するホワイトペーパーや消費者調査データの提供を行っています。

新製品の発売タイミングやキャンペーンの盛り上げといった単発、瞬間的な施策のイメージが強いインフルエンサーマーケティングですが、実は運用型広告のようにPDCAサイクルを回す取り組みが有効で、考え方や施策例をとりまとめたホワイトペーパーを公開しております。

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