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THECOOマンスリーレポート / 2025年11月
INDEX
私たちTHECOOは、SNSやインフルエンサーに関する施策事例や調査資料の公開を通じて、SNSおよびインフルエンサーマーケティングを検討・実施される皆様に役立つ多様な情報を提供しております。
本記事では、2025年12月におけるSNS、インフルエンサーマーケティング、および関連する主要トピックについて、簡潔にまとめてご紹介いたします。
直近のSNSやインフルエンサーマーケティングの動向にご興味をお持ちの皆様にとって、本記事が今後の施策検討の一助となれば幸いです。
昨今の気になるタイアップ:「TikTokGO」による広報活動
TikTokは、Booking.com と提携し、一定の基準を達成したクリエイターが自由にイベントや旅行先・ホテルの広報を行える「TikTokGO」というサービスを立ち上げました。
クリエイターの基準とは、「フォロワーが1000人を超えること」、「18歳以上であること」、「アカウントが良好であること」です。以下は、12月のイベントである「クリスマスマーケット」の「TikTokGO」でのPR動画です。
以上のように、クリスマスマーケット自体のPRを「TikTokGO」で行っています。基準を満たすことで誰でもPR動画を上げることができます。
また、「TikTokGO」はアフィリエイト広告であり、閲覧者がクリエイターの動画からURLに飛び、該当イベント・場所の予約をしてもらうことで収益が発生します。
この制度は、多くのクリエイターが収益化に足を踏み入れる機会を増やすことに成功しました。
2025月11月のSNS関連トピック
Youtube関連
「YouTube Recap」を初リリース
1年の締めくくりとして、個人ごとのYouTubeハイライトを初めてリリースしました。YouTubeの再生履歴に基づいて、今年の関心事やトピックなどが表示されます。最も視聴をしていたチャンネルや興味関心から、視聴習慣の変化、視聴した動画から見えてくるパーソナリティなどを振り返ることができます。
この機能は日本でもリリースされており、X でシェアされるなど盛り上がりを見せていました。

タイトルやサムネイルのA/Bテストが全クリエイター可能に
これまでにも一部クリエイターや動画タイトルのA/Bテスト機能はありましたが、サムネイルのA/Bテストもすべてのクリエイター向けにリリースされました。
A/Bテストの判断には、動画のクリック率だけではなく総再生時間も加味されるため、サムネイルと内容が異なるといったいわゆる「釣りサムネ」を防ぎ、質の高い視聴につながるサムネイルが選ばれます。
テスト期間は最長2週間ですが、再生数が多ければ数日程度で勝者が決まり、自動で反映される仕組みです。
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YouTubeブランドコネクト関連でさまざまなアップデート
ブランドとYouTubeクリエイターをつなぐ公式のマッチングプラットフォームである「YouTubeブランドコネクト」にて、さまざまなアップデートが発表されています。
これまでの「マッチング」から「データ連携と自動マッチングが可能なハブ」へと進化しているようです。
ショート動画からブランドサイトへの直接リンク設置が可能に
これまでショート動画の概要欄やコメント欄のリンクはクリック不可でしたが、ブランドとパートナー連携している動画においては、クリエイターがブランドのウェブサイトへの直接リンクを貼れるようになりました。
これは
本機能の発表自体は今年9月に行われましたが、2025年12月により広範囲へのロールアウトが開始されました。
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ブランドからの公募機能の拡大
ブランドから特定のクリエイターを指名するだけではなく、マッチングツールのようにブランド側からクリエイターを募集することが可能になりました。
クリエイターの精査は必要ですが、成果報酬型で実施したいブランドにとってはクリエイターを探す手間が省けます。マッチングプラットフォームとしての機能も拡大しています。
AIを活用した「Insights Finder」の精度向上
ブランドコネクトを使ってクリエイターを探す際にAIが活用されていましたが、Googleの最新AI技術を使い、企業が「自社のブランドイメージに最も近いフォロワー層を持つクリエイター」を、検索ワードや過去の動画内容から自動で推奨する機能が強化されました。
BrandConnect API の公開
インフルエンサーマーケティングを支援する代理店やツール会社などが、自社の管理ツールにYouTube公式のクリエイターアナリティクス情報を直接取り込めるようになりました。これにより、データの透明性が増し、より精度の高い案件発注が可能になっています。
API利用には審査と承認が必要ですが、以下のインサイトが取得できるようになります。
- ユーザーの興味があるトピック、デモグラ属性、オーディエンス
- クリエイターの特性によって絞り込まれたトップクリエイターリスト
- 登録者数、視聴回数、視聴者属性を含むチャンネル指標
- オーディエンスやトピックに基づいたトレンドのインサイト
X関連
X開発メンバーがバズや炎上をリアルタイム追跡できるサイトをリリース
X上で閲覧されているユーザーの指標(リプライの勢いや炎上状態)をモニタリングできるウェブサイトが登場しました。反応が特に多いユーザー以外にも、特定のユーザーについて検索することが可能となっています。
しかし、あくまでXにおいて話題になっていることやアカウントの把握になるため、自社アカウントに関連するバズや炎上管理ツールとしては使いにくさがありそうです。
基本的には海外のトレンドやミームが中心ですが、日本でもVTuberのアカウントがランクインすることもあり、グローバルでの盛り上がりを数値化して楽しむツールになっています。
「あの投稿どれだっけ」を解消する "Seen" 機能をテスト
これまでいいねした投稿やブックマークした投稿を見返す機能はありますが、何のリアクションもしなかった投稿をあとで見返せるタブを一部ユーザーを対象にテスト中のようです。
Xでは気になる投稿を見つけた瞬間に意図しないタイムライン更新がされてしまうなどが頻繁に発生していましたが、その不満を解消する可能性があるとして本機能は非常に注目されています。
当初は動画の視聴履歴のみがリスト化されていたようですが、最新のテスト画面(12月中旬時点)では、自分がフィード上で閲覧したすべてのポストを遡れる機能として設計されていることが判明しています。
YouTubeのサムネイルが表示されるように
これまでYouTubeのリンクを投稿してもテキストリンクのみでしたが、YouTubeのサムネイルも表示されるようになりました。Xのアクセシビリティ設定で動画の自動再生をオンにしている場合は、そのまま動画も再生されます。
Instagram関連
Meta AIとの会話がレコメンドに反映される
つい先月日本でもローンチされたMeta AIですが、ユーザーとの会話データがリールや発見タブといったレコメンドにも利用されるようになりました。
同時に、ユーザーが自分自身の興味関心データをリセットできる「Your Algorithm」も導入されており、自身で表示されるレコメンドの管理ができるようになる予定です。
TV向けInstagramをテスト開始
米国にてAmazon Fire TVなどストリーミングやスマートテレビ上でInstagramのリール投稿が表示、検索できる機能をテスト的に開始したと発表がありました。
コネクテッドTVの市場は、日本や海外でも急成長していることからMetaも注力しているのではないかと予想されます。
リールの最大時間が20分に拡大
これまでは最大3分までの時間制限でしたが、20分に大幅拡大しています。縦型でありながら長尺コンテンツの制作が可能です。
これまで通り短尺の方が最後まで視聴されやすく「バズ」には向いていますが、ブランドストーリームービーやドラマなど没入感の高い動画にも対応できるようになりました。
用途に応じた使い分けが求められそうです。
ハッシュタグを3〜5個に制限したテストを実施、アルゴリズムへの影響は否定
これまでにもハッシュタグの個数に関する噂はありましたが、推奨数が30個から3〜5個に絞られるテスト対象が拡大しています。これはタグによるスパムの防止、AIによって投稿内容の精度が向上していることなどの背景が考えられます。
しかしアルゴリズム自体への影響はないとMeta公式より発表があったことから、過度な対応は不要と思われます。
TikTok関連
友人・家族との「共有コレクション」が登場
TikTokのコンテンツ保存機能「コレクション」が、複数人と共有できるようになりました。
コレクションは友人や家族内だけでなく、TikTokコミュニティに公開することも可能です。
「TikTok Awards Japan」2025が決定
2025年に活躍したクリエイターを表彰する「TikTok Awards Japan 2025」が開催し、全12部門の受賞者が発表されました。最も影響力のあったクリエイターを賞する「Creator of the Year」では、SATOYU(^↓^)OHIOBOSS(@satoyu727)さんが2年連続で選ばれました。
他にも新設されたVideo of the YearはAiScReam「愛♡スクリ~ム!」(ラブライブ!シリーズ公式(@lovelive_official)より)、超ときめき♡宣伝部が「超最強」を、CUTIE STREETが「かわいいだけじゃだめですか?」を披露するなどアワード当日のライブ配信は盛り上がりを見せました。
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