こんにちは。THECOO株式会社にてマーケティングを担当している阿部と申します。

7月といえば、やはり「オリンピック」ですよね。

今回の開催国はフランス(パリ)、日本との時差は7時間なので深夜に放映される競技も多数あり、寝ずに観戦して仕事にでかけるという方も少なくなかったのではないでしょうか。

そんな世界中の注目や熱狂を集めるオリンピックですが、ブレイキン(ブレイクダンス)やスケートボードなど、新しい競技が増えたり、野球や空手が無くなったりと競技の増減が繰り返されています。
オリンピック憲章によると競技として採用されるためには下記のような取り決めがあります。

1.1.1 オリンピアード競技大会のプログラムに含めることができるのは、男性によっては、少なくとも75か国、4大陸で、女性によっては、少なくとも40か国3大陸で広くおこなわれている競技のみとする。

1.1.2 オリンピック冬季競技大会のプログラムに含めることができるのは、少なくとも25か国3大陸で広くおこなわれている競技のみとする。

1.1.3 競技がオリンピック競技大会のプログラムに加えられる承認は、当該オリンピック競技大会の少なくとも7年前までとし、以後この変更は認めないものとする。

また、7月24日には国際オリンピック協会(IOC)より、新たな取り組みとして「オリンピックeスポーツゲーム」の創設、第1回大会は2025年にサウジアラビア王国で開催という発表がありました。

昨年オリンピックeスポーツウィークオリンピックeスポーツシリーズが開催されましたが、こちらは競技大会だけでなく業界リーダのセッションやゲーム体験、エキシビジョンマッチ開催など様々なイベントが内包されていたことから、創設前の前段イベントという位置づけであったといえそうです。

身体を動かすスポーツだけでなくゲームにおいても国を背負って戦う姿にはきっと感動するでしょう。2025年の開催が楽しみですね。

さて、THECOOはSNSやインフルエンサーに関する施策事例や調査資料の公開、月に1〜2回程度のウェビナー開催や外部イベント登壇を行っており、SNS、インフルエンサーマーケティングを検討、実施する上で役立つさまざまな情報を紹介しています。

この記事では2024年7月のSNS、インフルエンサーマーケティングやSNSに関するトピック、イベントについて簡単にまとめていきたいと思います。

直近のSNS、インフルエンサーマーケティング動向に興味がある方は、本記事を施策検討のお供にしていただけると幸いです。

目次

2024年7月のSNS関連トピック

YouTube

切り抜き動画の収益化停止報告が相次ぐ
YouTube shortsで近々登場する新機能6種を公開

投稿コンテンツの著作権侵害に対処するため音声削除オプションを更新

2024年7月は、Google社が「Google ChromeでサードパーティーCookieを廃止する代わりに、ユーザーが選択できる機能の導入、協議を行っている」と公表したニュースが大きな話題となりました。

デジタルマーケティング全般、特に広告や計測周りに携わられているマーケターの皆様は一次的に安堵されたかと思いますが、仕様が変わってくる可能性が高く今後の動向にも注意が必要ですね。

また、YouTubeにおいては「著作権者に許可を取っているコンテンツを含めた切り抜き動画の収益化停止が増加している」というオタク総研のニュースが話題になり、収益を得ていた切り抜きをコンテンツを主体としていたクリエイターが活動をやめてしまう可能性がでてきています。

GoogleやYouTubeから明快なコメントは発表されていないものの、Google、YouTubeの使い方に記載されている収益化ポリシーの「再利用されたコンテンツ」「他者のコンテンツのプロモーション(許可を得ている場合も含む)」に抵触しているようです。

写真とAI音声を使った信頼性、価値ともに低いコンテンツが大量に公開されていることから対策が進んでいる結果だと思われますが、切り抜きコンテンツは著作権者から許可を得ているだけでなく、編集者がテロップをつける、エフェクトをかけるなど、アレンジされているコンテンツが多く、判断の住み分けが求められます。


インフルエンサーマーケティングにおいて、切り抜きコンテンツは価値のあるものです。ゲーム業界の中心にYouTuberを起用したライブ配信施策は増加傾向にあり、ライブ配信の切り抜きコンテンツは、長時間のライブ配信をしっかり視聴しないカジュアルファンへの訴求だけでなく、コアファンへのフリクエンシー(接触回数)を高める効果があります。

X

動画視聴後、自動で別の動画が流れる仕様をテスト
指定したトピックでポストが盛り上がった際に出稿可能なトレンドジーニアス広告を開始

Xは対話型AI「Grok」を提供していますが、プレミアム会員向けという点でChatGPTやGemini(Bird)と比べると利用者はそれほど多くないかもしれません。

8月の話題となりますが、The Gardian誌にて「複数の州務長官ら、選挙誤報をめぐるチャットボット(Grok)の修正をマスク氏に要請」というニュースが報じられています。

AIが生活やビジネスに浸透してきていますが便利さと引き換えに誤情報も増加していくことが予想され、我々も何が正しい情報なのか、常にアンテナを張っていく必要がありますね。

またXでは動画視聴後に、他SNSのショート動画と同じように自動で別の動画が流れる仕様になりました。他SNSのショート動画を視聴する形式に近く、上下の画面スワイプで自身のコンテンツ閲覧に親和性が高いと思われる動画に切り替わるようになっており、広告も表示されます。

引用元:Xの動画タイムラインに表示された広告

今までは、同じ動画の視聴がループする仕様であったため、困惑するユーザーも少なくない状況ですが、X Dayly Newsのポストで公開された自動で動画が切り替わらないように「停止」できるオプションが実装予定とのことです。現在、iPhoneでは実装を確認できており、Androidでは確認できていません。Androidユーザーは今しばらく待ちましょう。

THECOOでは、インフルエンサーのPR投稿を広告として活用することで費用を抑えることのできるお得なパッケージがございます。興味のある方は下記よりダウンロードください。

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Instagram

notes機能がフィードやリールに拡張
ストーリーズに1日1回のみ使用可能な「スーパーいいね」機能を実験中

7月31日にMetaの2024年度第2四半期の決算説明会を行われました。Facebook、Instagram、Messenger、WhatsAppが一体となった中でのデータであり、Instagram単体での成果は見えかねますがハイライトから全体的に好調であることが伺えます。

[Metaが提供するプラットフォームの利用者数:2024年6月時点]
デイリーアクティブ利用者数(DAP):32億7,000万人(前年比7%増)

[2024年第2四半期の主な実績]
– 総売上高:390億7,100万ドル(前年同期比22%増)
– 広告売上高:383億2,900万ドル(前年同期比22%増)
– アジア太平洋地域の売上高成長率+20%(前年同期比)

Instagramにおいては引き続き新機能テストやアップデートが続いてます。

7月19日にThreadsのInstagram公式アカウントより、Notes機能の拡張が発表されました。

Notes機能はDM機能で指定したフォロワー向けに60文字のテキストを24時間表示させるもので、これがフィードやリール動画でも使用できるようになりました。

投稿者: @instagram
Threadsで見る

Social Media Todayの記事によると、notes機能は若い世代が猛烈な勢いで利用していると記載されています。

社内の20代メンバー数名に聞いてみたところ「利用者を見かけることが稀にあるけど自分は使っていない」という意見が多く、日本での浸透はもう少し先となりそうですね。

TikTok

TikTokの検索トレンドが見れる機能「Creator Search Insights」を公開
企業のTikTok活用に最適なサードパーティーサービスを紹介するページを公開

TikTokは他SNSと比べ日本との取り組みの頻度が高く、様々な業界とのコラボレーションも盛んなため、公式のニュースルームを見るのが楽しいです。

タイトルや更新頻度の高さを見るだけでも、SNSとしての勢いといいますか努力や行動力を感じますね。
そんなTikTokですが、7月18日に「検索」コンテンツのインサイト情報が閲覧できるクリエイター向け機能「Creator Search Insights」が公開されました。

広告をはじめとしたTikTokをビジネス活用するにあたって便利な情報や機能が集約されているTikTokクリエイティブセンターがありますが、今回はクリエイター向けとして公開されており、TikTok内のキーワード検索結果から利用できる仕様となっています。

※近日中にTikTok Studioからも利用できるとのこと。

TikTokに限らず、成長するインフルエンサーやクリエイターは自身のアナリティクスデータや第三者で開示されている情報を集め、自身のコンテンツに活かしている方が多いと思われますが、SNSプラットフォーム側からこのような第三者も知りえない情報を提供しているところにユーザビリティを感じつつも、リテラシーを求めているなと感じます。

TikTokのトレンドをさくっと知ることができるツールなので、マーケターの皆さまもぜひTikTokを見る際に「クリエイターサーチインサイト」と検索してみていただければと存じます。

THECOOではTikTokをマーケティング活用する上で知っておくべきポイントや広告プロダクトの基本をまとめた記事がございます。興味のある方は下記よりお読みください。

TikTok関連記事はこちら

2024年7月 × ウェビナー登壇

共催ウェビナー

2024年7月17日(水) 14:00よりウェブサイトなどオンラインで集客やコンバージョンを促進したいマーケター様向けに、「ユーザーエンゲージメント最大化のためのインフルエンサー × 生成AIマーケティング戦略」と冠し、ZEALS社と共催ウェビナーを開催しました。
THECOOからはセールス・マーケティング本部アクイジションマーケティング事業部長である虻川より「エンゲージメントを高めるインフルエンサーマーケティング」というテーマにて、2024年におけるインフルエンサーマーケティングと情報を受け取る消費者の関係性や、実際の施策事例、インフルエンサーが自身のアカウントで投稿したクリエイティブを広告として運用可能な「第三者配信」などを紹介しました。

またZEALS社からは執行役員である渡邊 大介氏に登壇いただき、生成AI×チャットボット×チャットアプリを掛け合わせた「チャットコマースサービス」の利便性、導入事例などを紹介されました。

本ウェビナーのアーカイブ配信は行っておりません。もし、登壇資料をご覧になりたい方は下記よりお問い合わせください。

お問い合わせはこちら

2024年7月 × イベント出展

マーケティングWeek – 夏 2024 –

2024年7月3日(水)~5日(金) に東京ビッグサイトで開催される日本最大級のマーケティング展示会「第16回 マーケティング Week -夏 2024 -」内、第7回 Web・SNS活用 EXPO -夏- 」に出展しました。

既にお取引いただいてるお客様、お問い合わせをいただいていたお客様、初めてお会いするお客様など、非常に多くの方と直接インフルエンサーマーケティングについてお話しできる貴重な機会となりました。

弊社ブースへ足を運んでいただいた皆様、ありがとうございました。
THECOOは10月に開催される展示会、ad:tech tokyo 2024も出展予定ですので、今回お会いできなかった方はぜひともお越しいただけますと幸いです。

2024年8月以降の予定

共催ウェビナー

2024年8月20日(火) 13:00より「新規顧客を売上につなげる!ECの戦略設計から施策例までをプロが徹底解説」と冠し、EC、D2C事業のマーケティング支援に携わる4社にて共催ウェビナーを開催します。

【登壇企業と登壇テーマ】
株式会社WUUZY:EC事業の全体像
株式会社REHATCH:ショート動画広告
THECOO株式会社:運用型インフルエンサーマーケティング
株式会社SUPER STUDIO:売上を逃さないサイト設計

ECやD2C事業者さまの大多数は、ブランド認知やコミュニケーションというよりも、費用対効果を重視したリスティング広告の最適化やアフィリエイト、LPOに注力されがちですが、この手法のみでは大きな売上につなげるための最適化に限界があります。

本ウェビナーでは、中長期的視点でEC、D2C事業の施策支援に携わる4社がそれぞれの観点から事業成功に必要な取り組みを紹介します。

これからEC事業を検討される方はもちろん、最適化のための情報収集をされておられる事業者様もぜひご参加ください、

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THECOOは「デジタル×コンテンツの力でブランドの価値を届ける」ことに重きを置いたデジタルマーケティング代理店で、SNSの消費者行動を中心にしたプロモーション施策の立案から実行までご支援します。インフルエンサーマーケティングやSNSマーケティング、広告運用を通じた集客、顧客獲得にお悩みの方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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